経営

年商3千万円を14億円にした方法を公開します。

年商とは企業の1年間の売上げですので私個人の年収ではありません。とはいえ3千万だった売上げを14億にした方法って興味ありませんか?今回はその方法をズバリ公開します。

 

結論から書きます。

1、諦めない

2、差別化(商品・サービス・POP)

3、アイデアと実行力

 

 

1、諦めない

 

私は21歳で実家の酒屋に就職するまでは遊び人でした(笑) 地元の高校を卒業した後は大阪にあるお酒の専門学校(酒販店の跡継ぎの為に、お酒の基礎知識や販売方法を学べる学校)で半年間の学科過程を終えて、その後は広島の酒販店で修業をさせて頂き実家に帰ってきたという典型的な酒屋の坊ちゃんです(笑)しかも三男坊で兄が2人もいて同じようなルートで実家の仕事をしているので、跡を継ぐなんてことは夢にも思っていません。

 

こんな私ですが30歳に時に独立を決意します。理由は至って単純で「自分でやりたいようにやりたいから」兄とはちょくちょく意見が合わず、さらにお互い結婚をして奥さんと子供がいる・・・それまでは兄弟や社内の上下関係があり我慢をする場面が多かったのですが、色々と経験を積んで実績が出てくると、もっと自分を試してみたいとチャレンジ精神が出てきます。

 

ある日私は、両親と兄弟を会議室に集めて「自分は独立したいです!いま預かってる支店を買い取りたいので了承して欲しい」と言いました。出来の悪い私が突然そんなことを言い出したものですから全員キョトンとして「そんなこと出来るのか?」「お前には無理だろ?」という顔をされましたが、最後には全員から了承を得ることが出来ました。

 

おそらくそこにいた全員が『独立は無理!』と思っていたと思います。なぜなら私が買い取ろうとしていた支店は銀行借入の担保になっていたし、買取るだけの資金がないからです。

 

まず私がおこなったのは担保になっている銀行との交渉です。たしか土地、建物の簿価が2億ほどあったと思います。それに備品、在庫、営業権などを加えると私が用意しなければならない金額は2億5千万ほどです。・・・ここがスタートです。

 

結論を言います。

「家族に独立を宣言した2年後に支店を買い取り独立を果たしました。」

 

まず最初は300万円の現金を用意して会社を作りました。目的は独立資金を貯めるためと地元の銀行と信頼関係を築くためです。そこから2年をかけて銀行と交渉し、2億円の案件を6千万まで下げることに成功したのです。そんなの嘘でしょ?と思った方いますよね?でも本当です。

 

その2年の間に地元の銀行と信頼関係を築いて、独立資金を借入することが出来ました。正直に言います。2年の間には困難が次から次へとやってきました。実家の仕事はそれまで通りこなしながら、自分の会社の運営をして、独立に向け県をまたいでの銀行との交渉が続きました。でも「無理だ・・・」と思ったことは一度もありませんでした。

 

目的が「独立する」という事なので私の中で『諦めるという選択肢はないのです』銀行との交渉が決裂しても帰りの車の中では「次に打てる手は何か?」という事で頭が一杯です。なんとなくですが初回の銀行との交渉で2億と言われた時点で諦めてしまう人が多いのかな?思います。普通に計算すれば今の売上げで2億の返済ができないからです。

 

他にも「諦めない」というエピソードは沢山あるのですが、また違う機会にブログに書きたいと思います。

 

 

2、差別化

差別化と言ってもなにかひとつという訳ではなく様々な場面で他社と差別化を図っていかなければなりません。私が特に力を入れたのが次の3つです。

商品

サービス

POP

 

 

商品

当たり前ですが商売をやる以上これは必須です。昔は「価格」という選択肢もあったのですが今は中小企業がこの選択をした時点で負けが確定するでしょう。ではどのように差別化するか?

 

■スピード

テレビで有名人が紹介した商品をどこよりも早く導入してSNSなどで拡散

 

 

■成功している専門店を真似る

私は「カルディコーヒー」「成城石井」「ヴィレッジヴァンガード」を定点チェックしたり、百貨店の地下へ入り浸りました。当然ですが業種によってベンチマークする企業は様々です。

 

 

■実際に使用して納得のいく商品を扱う

毎週1回の会議で商品を持ち寄り試飲、試食をしまくって導入商品を選定する。

 

以上の3つを繰り返し行えば必ず差別化できます。

 

 

サービス

あくまでも私の考えですが、現場でクレームになる原因は「スピード」だと思います。そしてサービスとは『お客様を待たせない』ことが非常に重要です。小売業の長い私は常にこれを念頭に『お客様を待たせない仕組み』を考えて構築していました。

 

レジ、接客、包装、商品のお届け、電話対応、クレーム処理・・・とにかくスピーディーに1秒でも早く対応できるように私自身が動き、スタッフさんへはその動きを真似るように教育したのです。

 

 

POP※読み方は「ポップ」または「ピーオーピー」主に商品札です。

私の過去で最も成功したのはPOPでの差別化です。そしてPOPとは大きく分けて2種類あると考えています。

 

・商品POP(商品の魅力や使い方、価格を知らせる)

・案内POP(商品の陳列場所やトイレの場所、サービスの利用方法を知らせる)

 

まず「商品POP」についてですが、主にバイヤーが作るべきだと指導していました。なぜならその商品を仕入れた理由を一番知っているからです。仕入れの決済だけしてPOPは現場のスタッフに任せてしまってはもったいないです。

 

肝心なのは『導入を決めた理由』です。

・第三者評価→テレビやSNSで有名人が美味しいと言っていた(マツコの知らない世界など)

・仕入れ先の担当者がべた褒めして自分でも買っている

・試飲試食会議でいつも静かな〇〇さんが興奮して絶賛していた。

・限定品で日本での入荷が200個のうち36個手に入れることができた。

・日本一に輝いた匠が作った〇〇・・・高齢の為いつ引退するか分かりません。

などなど本当の事をそのまま書けばいいのですが、意外とこれをやっていないお店が多いです。

 

また、「案内POP」は店長がその場に合わせて作成するように指導しています。目的は「お客様が快適に過ごせるため」「スタッフさんの働きやすい環境を作り、作業効率上げるため」です。

 

あなたもお店に行ってこんな経験はありませんか?

・トイレの場所が分かりづらい

・商品の購入方法が分かりづらい

・飲食店で注文の仕方が分かりづらい

・レジで聞いて欲しい事を聞いてくれない

・商品やサービスについて聞きたいけど店員さんが近くにいない

 

本来このような場合は店員さんが説明をするべきなのですが、人手が足りない、タイミングが合わないなどの理由ですべてに対応するのは難しいです。そのような時に代理を務めてくれるのが「案内POP」です。

 

お店でよく質問されることや、お客様の立場で考えて必要なPOPを必要な場所に適切な大きさで張り出すのが店長の重要な仕事です。これが出来ていると出来ていないのとではお店の評価が大きく変わります。お客様にとってあって当たり前のものですが、意外と無いお店も多いのです。

 

 

3、アイデアと実行力

 

私は商売に欠かせないのは「アイデア」だと思っています。そしてそのアイデアを試してみる「実行力」も同じだけ重要です。みなさんの周りにアイデアをドンドン出せる方いませんか?でも意外とそのアイデアを実行に移す人は少ないものです。※本当に少ないのである意味差別化が簡単です。

 

あらためて振り返ってみると、私が売り上げを伸ばし続けることができたのはやはり「挑戦し続けたから」だと自信を持って言えます。「初めてやる仕事」は無数にありました(笑)

・初めて新店を出す→この仕事だけで細分化すると初めの仕事ばかりです

・配達事業を立ち上げる

・EC(インターネット販売)事業を立ち上げる

・コンサルタント事業を立ち上げる

・今はブログとtwitterに挑戦中

 

話が少しズレたかもしれないが「そもそもアイデアとはなにか?」私が思うには『目的を達成する為の仮説』です。これを繰り返し行い良かったものを仕組み化していけばお店や会社は必然的に良くなっていきます。

 

大きなヒントは「お客様の声」ですね!

ちょっと長くなってしまったので「お客様の声を集める簡単な方法」はまた別なブログで書かせて頂くことにします。

 

抽象的な部分も多かったかもしれませんが、私が年商3千万を14億にしたときに毎日心掛けていた事を書かせて頂きました。ブログを始めて1本目の記事なのでまとまりがなかったり、読みづらいのはご了承ください。

 

これから出来限り有益な情報をお届けできるように頑張ってブログを更新していこうと思います。常にチャレンジですね!

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