こんにちはイズムです。
突然ですがあなたにはリピートしているお店はありますか?
おそらく何件かのお店が思い浮かんだと思うのですがなぜ通っているのでしょう?
私は毎日セブンイレブンさんの100円コーヒーを買うのですが、理由は通勤途中にあるからとコスパが良いからです。
この「コスパが良い」がいわゆる『商品力』です。また、お客様の問題を解決する力が強い商品も同様です。この記事では商品力の重要性と育て方などをご紹介します。
商品力を磨いてリピーターを増やしましょう!
目次
商品力とは?
商品力とは顧客満足度のひとつです。
お客さまは目的に応じて過去の買物経験から顧客満足度をはじき出し、お店を選択しています。
顧客満足度の例
・商品力(コスパが良い)
・立地(家や駅から近くて便利)
・接客が良い
・品揃えが良い
・駐車場が停めやすい
例えば仕事帰りにワインを買って帰ろうとした時に「時間がないから近くのコンビニで済ませよう」という場合は「立地」が顧客満足度のトップになります。
また、別の日に「今日は奥さんの誕生日だからしっかり選んで買いたい」となった場合は「品揃え」がトップに来ます。
ただし、どのような状況でも『商品力』は高くなければいけません。いくら接客が良くても、駐車場が停めやすくても商品がよくなければリピートは続きません。
仮に続いたとしたらお客さまは不幸だと思いませんか?接客は良いけど商品には我慢している訳ですから・・・
もちろん「顧客満足度」はすべての項目で上げる努力が必要ですが、優先順位を上げるとしたら『商品力』がダントツのトップです。
商品力の高い商品とは?
商品力の高い商品とはいったいどのようなものでしょう・・・お店のコンセプトによって注力する部分が変わると思いますが、あとはお客さまに選択してもらいましょう。
・品質が良くて価格が値ごろ
・ブランド力がある
・悩みを解決してくれる
品質が良くて価格が値ごろ
品質と価格は2つで1セットです。品質は良くても値段が高すぎては売れません。気に入った商品が見つかり、自分が予想していた値段より安かったら誰でも嬉しいと思います。
商品力が高い商品とはまさにこのことです。
ブランド力がある
ブランド力も商品力に加点されます。有名ブランドはそれだけで付加価値が付いています。品質については言うまでもなく、これまでの積み重ねが「有名ブランド」なので、お客さまとの信頼関係が築けている証です。
悩みを解決してくれる
痛い、かゆい、臭い、など身体的な悩みや、急な出張が入ったけど宿泊先が見つからない、リフォームをしたいけどなにから手を付ければいいのか分からない・・・という突発的なものや、人生でほぼ経験を積めないことなど人それぞれ悩みはあります。
それをいち早く解決してくれる商品やサービスがあると嬉しいですよね!
立地によって変わります。
商品力は「品質が良くて価格が値ごろ」と書きましたが、あとは立地によって価格帯を調整する必要があります。逆に言えば「得意な価格帯の商品を購入してくれる客層が多いところに出店する」という事です。
都内の高級住宅街ならディスカウントストアーより高級スーパーや専門店の方が合っているし、逆もしかりです。
商売で一番大事なのは商品力
タイトルに「商売で一番大事なのは商品力です」と付けましたが、会社によって多少優先順位はあるにせよ、かなり重要なのは間違いありません。
ラーメン屋さんの例
A店
美味しいラーメン
立地が悪い
接客が悪い
1種類しかない
B店
不味いラーメン
立地が良い
接客が良い
種類が豊富
この場合ちょっと優劣が付けにくいかもしれません。というのも立地は集客にかなり影響するので不味いのは分かっているけど時間がないから我慢しようという人は一定数います。また、家族連れの場合は種類の多さが魅力かもしれません。
ただし、ここで気を付けたいのは『口コミ』です。
味
立地
接客
種類
この4つの中で一番口コミになりやすいのはどれでしょう?
たぶんほとんどの方は「味」だと思ったはずです。良くも悪くも口コミの影響は大きいです。特に今はインターネットの時代ですから拡散も早いですし、一度掲載されたらずっと残るので差は広がるばかりです。
商品力を上げる方法
商品力の上げ方は業種業態によって様々だと思いますが、私が実施している方法をご紹介します。
お酒、食品などを中心に扱っているのですが、毎週水曜日8:00~10:00の2時間は商品企画会議で固定してあり、ジャンル別に担当者がいて新商品のプレゼンをしてもらいます。ルールは試飲、試食があることです。この会議を毎週実施していると商品力と参加者のレベルは上がって行きます。
経験を積んでレベルが上がれば大型企画としてオリジナル商品の開発にも参加してもらいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
商品力の重要性はみなさん既にご存じだと思いますがあらためて書かせて頂きました。飲食業、製造業、サービス業など商品の形態は様々ですが、ここは磨き続けるしかありません。
時代とともに必要とされる商品も移り変わるので、変化に合わせて、時には時代を先読みして商品を投入しなければなりません。
終わりのない仕事ですが、そこが商売の醍醐味でもありますね!お互い頑張りましょう!!