部下とうまくコミュニケーションがとれない
部下の褒め方がわからない
部下の指導の仕方がわからない
このような悩みありませんか?
実は私も困っていた時期がありましたが、コツを見つけたので共有します。
目次
部下の指導は年々難しくなっている
昔から「十人十色(じゅうにんといろ)」と言いますからね、部下や上司との付き合い方に決まりはないし、教えてくれる人なんてそうはいません。
私が大事だなと思うのは「相手は変えられない」という事を知ることです。もちろん中にはお互いに認め合ったり、こちらの指導を素直に受け入れて変わってくれる(成長する)部下もいます。
ただし、このような成功体験をすると、「部下というのはこうでなければダメだ」と思ってしまいます。(私がそうでした)あくまでも私の経験上ですが、年々このような素直な人が減っていると感じています。
仕事上で間違っていることをしている部下がいたら指導するのが当たり前なのですが、その「指導に耐えられる部下が減っている」と表現したらいいのか・・・ではどうしたら部下に指導をして仕事を教えるのか?
今回は私なりの対応方法や成功事例を交えながら、部下の指導方法をお伝えできればと思います。
まずは人間関係を築きましょう
今までは指導しても「はい」と返事はするけど理解していない。メンタルが弱くて休んでしまう。辞めてしまう・・・などで、部下をどう指導していいのか分からない方は、ぜひこの方法を試してみてください。
きっと「この上司は自分のことを理解してくれている」「この上司なら頼れそうだ」と思ってもらえ、素直に指導を受け入れてもらえるはずです。
時代が大きく変わったと考えるしかありません。お互い頑張りましょう!
自己紹介
なにを隠そう私は、トイレ掃除や電球交換の雑用係から店長→バイヤー→部長→取締役→社長という出世を入社して10年で達成しました。年商は3千万から14億まで伸ばすことができました。
社長になってさらに15年の経営経験を積み、今は50人以上の部下がいます。もちろん組織としてチームを作っていますが、その中でどんどん出世していくスタッフ、まだまだ時間がかかるなというスタッフは手に取るように分かります。
ここであなたに出会ったのもなにかの縁です。ぜひあなたとあなたの部下には「どんどん出世するスタッフ」になっていただき、役職とお給料を上げて欲しいと思っています。
部下がすなおに指導を受け入れる方法
冒頭にも書きましたが十人十色です。あくまでも私の経験上なので100%上手くいくとは言えません。この内容のエッセンスをうまく取り入れて、部下1人1人としっかりと向き合うことが重要です。
ちょっと間違うとキケンです。
部下が間違っていることをしている時は指導するのは当たり前です。しかし、伝え方を間違えると下記のようなことが起きるかもしれません。
・聞く耳をもたなくなる
・休みがちになる
・周りに悪影響を与える
・辞める
・鬱(うつ)になる
う~ん。こんなこと聞きたくありませんよね?
でもこれが今の現実ですので、部下との接し方は十分にご注意ください。
指導の黄金比率は8:2
部下に指導する際は同時に褒めることも用意してください。しかも「褒める8割:指導2割」の割合です。
「なんでだよ!」とあなたの心の声が聞こえてきそうですが、結果この方がお互いにストレスがなく仕事もうまく進みます。
正直に言いますが「私は不本意です!」でも、こうしないと私だけではなく、会社も回らなくなるし、他のスタッフさんにも悪影響になります。本人が休んだり辞めたりしたら困るのは頑張ってくれている周りのスタッフさんたちです。
まだまだ人間的に成長できていない私はグッとこらえながら、褒めるところを探しています(笑)
話す順番は下記のとおりです。
- 一番大きな褒めるポイント(50%)
- 指導、叱る、教育(20%)
- 最後は褒めて終わる(30%)
こんな上司がいたらうれしくないですか?
地道にこの作業を進めていくと、自然とコミュニケーションが取れるようになります。お互い人間関係ができて「信頼できる上司」になってから「指導、叱る、教育」の割合を20%から上げていってください。
◆褒めるポイント事例
・早い
・上手い
・丁寧
・プロっぽい
・天才発見
「〇〇もおだてりゃ木に登る」です。
気持ちよくさせて現場に戻せば、指導されたことも素直に直します。時間はかかるかも知れませんが、参考にしてください。
繰り返しになりますが、目的はリスク回避です。あなたが目的意識を持ち仕事として割り切らないと自滅してしまうかもしれないので・・・時代が変わったとしか言えません。
怒るときはしっかり怒る!
ここまで読んで「本当にそれで大丈夫?」と思われた方もいると思いますが、私は「怒るときは烈火のごとく怒ります」なめられては困るし、示しがつきません。難しいのはバランスですね
・遅刻
・本人の怠慢などでおきたクレーム
・悪質だと感じた時
このようなことは滅多にあるわけではありませんので、起きた場合はできるだけ人のいる場所で怒るようにしています。「怒らせたらこんなに怖いんだ」「怒られて当然のことはこんなに怒られる」と知らせるためです。
コツは俳優(演者)になることです
自分のおかれている立場で理想の人物をイメージし、その役を演じることがコツです。毎日モチベーションを高く維持して、明るく元気な理想の上司なんてできる聖人のような人はいません。
ただし、仕事としてできるだけそこに近づけるために演じることも必要です。「自分はそんなキャラじゃないから・・・」なんて言っていたら出世もできません。
◆まずは理想の人物像を描いてください!
・みんなから可愛がられる新人
・みんなに慕われる店長
・敏腕バイヤー
・統率力抜群な部長
・地域を代表する偉大な社長
イメージするのはタダですから(笑)
でもかなり重要ですよ!
まとめ
いかがでしたでしょう?
書いておきながら未熟な私はまだ出来ていない時があります。つい「指導、叱る、教育」が20%を超えてしまうのです。現場では出来ていないところだけが目に入ってしまい、褒めるポイントが目に入らないのです。」
直したいところがある時は、頑張って褒めるポイントを見つけてから、セットにして伝える努力をしています。(努力しなくてもできるようになるといいのですが・・・)修行のようなものですね、お互い頑張りましょう!