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長所伸展法で自分と部下を伸ばす方法|船井幸雄先生の教え

 

こんにちはイズムです。

 

イズム
長所伸展法という言葉をご存じですか?

以前は「世の中でおこることはすべて必要・必然・ベスト」という船井幸雄先生の言葉をご紹介しましたが、今回の「長所伸展法」も船井先生がずっと言い続けていたことです。

 

今回はその「長所伸展法」の思考を使って、自分とスタッフさんの成長を加速させる方法について深掘りしていきたいと思います。心が穏やかになりストレスの軽減にもつながります。

 

 

長所伸展法とは?

船井先生の提唱する「長所伸展法」とは、自分の得意なもの、自信のあるもの、伸びているもの、優れているもの、このような得意分野をさらに伸ばしていき、逆に不得意なこと、伸びていないものなどは極力触れないようにする。

 

得意なところを伸ばしていくと、不思議と短所や欠点はいつのまにか克服できたり、無くなっていくという事です。

 

 

まずは自分の得意分野をみつけよう!

あらためて自分の得意分野を確認してみましょう。すぐに思いついて仕事に活かしているとしたらOKですね!もし悩むようなら過去を振り返ってみてください。必ずなにかあるはずです。

 

私の長所と短所

私の例をあげるとすると・・・商売をする上で役に立ちそうなスキルはことごとく苦手でした(汗)

 

20歳の頃

・人見知り

・数字が苦手

・読むのも書くのも苦手

・酒屋のクセに体重47kgで体力ない

・短気でイライラしてる

 

いま振り返ってみると最悪なヤツですね・・・

 

そこからしばらくは仕事に没頭しました。

 

1年ほどしてから得意かも?と思い始めたのは「売場作り」だったと思います。あとは商品知識も付いてきたので接客も出来るようになってきました。

 

少しずつ経験を積んでいくと、あるキッカケが訪れます。それは「情報誌の発行」でした。お酒の専門店を目指すなら、定期的に情報誌を発行してお客さまとコミュニケーションととりましょう。ということをどこかで聞きつけてきたのです。

 

読むのも書くのも苦手で、文章なんて書いたこともないくせに、書くとしたら「毎月書かなければならない」という根拠のないルール?がなぜか頭にありました。

 

そんなこともあり、書き出す決意ができていなかったのですが、自分を追い込むため?だと思いますが、情報誌を発送する先の名簿だけはコツコツ集めていたのです。

 

いよいよ書かなくてはならないという状況になりペンをとったのですが・・・意外とスラスラ書けたのです。自分でも不思議でしたがそれ以降も毎月一回のペースで机に向かうと書くことがスラスラ出てきたので「あぁ意外と書けるんだ」と思ったのを覚えています。※内容はひどいものですよ(笑)

 

いま振り返るとPOPもこの延長だと思います。商品について口頭で説明しながら接客するよりも、商品の特徴やおすすめのポイントをまとめて書いておけるPOPの方が自分には合っていたのだと思います。

 

それが売れると分かってからはPOPの量産をするようになります。これが現状につながっているのだと思います。

 

46歳になって・・・

あれから25年以上経ちましたが、人見知りは多少直ったかな・・・数字はさすがに経営者を続けていると必要なものは分かるようになりました。体重は順調に成長して現在は65kgなのでダイエットが必要です(汗)

 

短気も直りました。現場に出ることが少なったのが理由かもしれませんが、一番は「長所伸展法」に全く向かないので、気を付けていたからだと思います。

 

気になるところがあったら「つい言ってしまう」しかもイライラしながら怒ってしまうと逆効果になると分かったからです。この行為がまさに「長所伸展法」の逆で「短所是正法」です。

 

 

あなたの長所と短所はなんですか?

恥ずかしながら私の短所をお伝えしましたが、あなたの長所と短所はなんでしょう?ぜひ一度振り返ってみて確認してみて下さい。

 

苦手なところは無理に克服しようとせずに、得意なところを伸ばすように心掛けましょう!ただし社会人として最低限守らなければならないルールは守らなければなりません。

 

朝が苦手だから遅刻してもいい、髪や服装を整えるのが面倒だから無視していい、という訳ではありませんので気を付けて下さい。どうしてもという場合はそれでも通用する仕事に就くしかありません。フリーランスになり自宅で仕事をすれば短所は克服できます。

 

 

上司と部下との接し方

長所伸展法的な上司と部下との接し方ですが、まず上司については「短所を見つけて指導する」という事はもともと出来ませんね?できてもやるべきではありません。

 

おそらくその上司も自分の欠点や短所は分かっているはずです。そこを上司から、ましてや部下から指摘されたら、あなたは攻撃の対象になってしまうかもしれません。

 

それよりも上司のいいところを見つけて、そこを認めてあげてください。上司も人間ですからいいところも悪いところもあって当然です。

 

部下にも同じことが言えます。ついつい欠点を見つけて指摘してしまいがちですが、グッとこらえていいところを褒めてあげてください。

 

この長所伸展法のコツは全て「自分に置き換えること」です。さきほど確認した自分の得意なところを褒めてもらったらどうですか?当然嬉しいですよね、また頑張ろうと思いませんか?

 

逆に自分でも分かっている欠点を指摘されたらどう思いますか?「そんなこと分かってるよ!」と思うのが普通です。「直せるんだったら直してるよ」「痛いところを突かれたな・・・」と思うはずです。この気持ちを忘れずに接するようにしましょう。

 

 

それでも短所を指導する方法

いくら長所伸展法といっても仕事をする上で直してもらわないと困ることもあります。その際は2:8の原理を使いましょう。8割は褒めて2割で指導するという方法です。

 

これについては以前のブログで詳しく書いているので参考にしてみて下さい。

部下との関係がうまくいく指導方法|好かれながら教育できます!

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

長所伸展法は一見すると「ゆるい」「楽そう」に見えると思います。実際に苦手な部分から逃げられるので気持ちは楽になります。

 

でも、もちろんそれだけでいい訳ではありません。キツイ言いかたをすると、得意なところを見つけて伸ばさなければ、悪いところはさらに目立ちます。

 

得意なところを伸ばして活躍すれば悪いところが目立たなくなって、自分の成長とともに克服できるということです。くれぐれも甘えすぎには注意ですよー(^_-)

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