売上目標はありますか？
こんにちはイズムです。
いきなりですが、あなたには「売上目標」はありますか？
私のブログを読んでくださっているということは、なにかしらお店の運営に携わっている方だと思います。
結論から言いますと、目標を立てる際は昨年売上げの〇％などで決めてはいけません。少なくても昨年売上の2倍以上で考えましょう！そうでなければ新しい売上げは作れません。なぜなら、これまでの延長線上には生き残る方法は見つからないからです。
お店には数字の目標がありますね？
まずは「売上」を分解すると「客数」と「客単価」になります。また、「利益」「構成比」「回転率」など細かい数字まで目標数字があるかも知れません。
その目標数字はどのように決められてか知っていますか？多くの場合は昨年の数字を参考にしていると思います。
しかし、昨年の数字というのはあくまでも昨年の「結果」であって、本来は目標を決めるための数字ではありません。比較をする数字なのです。
昨年の数字はもちろん大事です。私も目標を決める際は参考にしますし、まいにち昨年対比で確認はしています。
正しい目標の決め方
売上目標を決める際に必要なのは3つの数字です。
・必要な利益（欲しい利益）
・昨年の経費合計（販管費）
・昨年の利益率（荒利）
まず「必要な利益」と「昨年の経費合計」の2つを足します。この数字が「損益分岐点利益」です。通常「損益分岐点」といえば「売上」なのですが、まずは利益を出すのが先です。
この「損益分岐点利益」に昨年の利益率を使って「損益分岐点売上」を算出するのですが、昨年の売上げとどのくらい差があるかが重要です。
ポイントは「必要な利益」です。スタッフさんのお給料を上げたいならその分も増やします。昨年には無かった設備投資をしたければ、その分も増やします。会社に利益を残したければその分も増やします。
その支払いは「売上」ではなく「利益」から支払われるので、必要な売上げは跳ね上がります。
いかがですか？現実的に達成可能な数字になったでしょうか？自分やスタッフさんの理想を思い描きながら数字に落とし込んでいくと、かなり厳しい数字になると思いますが、それでいいのです。できれば昨年売上げの2倍以上になっているのがベストです。
もしなっていなければ無理やりにでも2倍以上に修正しましょう！
なぜ売上目標は2倍以上がいいのか？
もしあなたが社長から「根拠はないんだけど来期の売上目標は2倍で頼むよ」と言われたらどう思いますか？そしてなんて返答しますか？
普通だったら「無理」だと思うし、出来れば考え直して欲しいと言いたいはずです。といいますか、それが普通です。
でも私はこの社長は正しいと思います。少し言葉足らずですが(笑)
「これから2時間会議室にこもって、どうすれば2倍にできるか考えてみてくれ」と言われたらどうでしょう？
これまでの延長では無理なのは明白なので、根本的になにかを変えなければならないと思うはずです。そこから新しいアイデアが生まれて業績を伸ばすことができるのです。
・新しい商品
・新しいお客さま
・新しい売り方
・今までにいない人材
海外に進出したり、小売だったら製造や飲食店を考えたり、逆もあり得ます。2時間も会議室で缶詰めになっていたらなにかしらヒントは出てくるはずです。※インターネットは出来る環境にしておきましょう。
新しいことにチャレンジしましょう！
2倍以上の売上げを作るための方法は見つかりましたか？
おそらく新しいことにチャレンジすることがあると思います。でなければ普通は2倍になんてなりません。
あとはやるだけです！新しいチャレンジが全部成功するなんて思ってはいけません。そんなこと考えたり求めていたら、チャレンジなんてできません。ただし、簡単にあきらめるのもダメです。
継続か撤退のタイミングは難しいと思いますが、すべては経験です。やってみて手応えを感じているなら継続判断で問題ないと思います。あとは経費との相談になるので上司と相談して決めていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回のポイントは「売上目標2倍」「会議室で2時間考える」この2点です。ネットで様々な角度で検索してみると今までにない発想が生まれるかもしれませんのでお勧めです。
何度も書いていますが今までの延長では衰退してしまう時代です。常にアンテナを張って新しいことにチャレンジしましょう！
