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店長の仕事とは?【7つのステップ】でご紹介!目標はお給料アップです。

 

イズム
店長の仕事っていったいなに?こんなに頑張ってるのに会社認めてくれない・・・なんて思ったことありませんか?

 

店長の仕事とは?・・・ひとことで言うと「スーパーマン」です。店舗でおこるすべてに責任があり、すべてをコントロールしなければなりません。他のスタッフさんと同じ人間とは思えないほどなんでもできないと務まりません。

 

店舗の大きさやスタッフさんの人数にもよりますが、すべてを把握してコントロールするのは至難の業です。

 

これを読んでくれている方は、すでに店長職もしくは店長を目指している方で、希望に燃えているか、なにかしら悩みをお持ちの方だと思います。どちらの方にもぜひ最後まで読んでいただき「誰からも愛される店長」になって「お給料アップ」を実現していただきたいと思います。

 

 

 

 

店長の悩みとは

 

あらゆる業務にかかわる店長にとって悩みは尽きません。次々とやってくる問題をどうやって効率よく処理していくかも店長の大事な仕事です。

・売上、利益が伸びない

・時間が足りない

・スタッフさんが育たない

・仕事が多い割には給料が安い

・頑張ってるのに会社は認めてくれない

・会社は店長の仕事を明確にしてくれない

 

かなりザックリしていますが店長の悩みはこのような感じではないでしょうか?

 

今回は店長としてやるべき仕事を明確にして、スタッフ教育や売上げ利益を伸ばす方法をお伝えし、最終的にはあなたのお給料を上げることを目的にお手伝いします。

 

 

自己紹介

私は21歳で実家の酒屋に就職してトイレ掃除や電球の取り換えなどの雑務から始まり、店長→バイヤー→部長→取締役を経て、実家には兄がいたので独立して社長になりました。

 

いつか実家の売上げを超えたいと思いがむしゃらに頑張った結果、初年度の売り上げが3千万円でしたが、スタッフさんを増やし教育して、部門と店舗を増やし続けた結果14億円まで伸ばすことがで、実家の売上げを超えることもできました(笑)

 

それぞれの立場であらゆる業務を経験できたおかげで、今の私がいると思っています。その経験で少しでもみなさんにお役に立てればと思い、情報の発信をさせてもらっています。ぜひご活用ください。

 

 

店長の仕事とは?

 

ではここからが本題です。実際に店長としてどのように業務をこなせばスタッフは育ち、売上げは上がって自分のお給料も上がるのか?ひとつずつ解説していこうと思います。

 

まず最初にお伝えしたいのは、店長と言ってもレベルがあります。

 

「まだ経験が足りないけど期待を込めて店長にしよう」

「スタッフが足りなくてまだ早いけど店長にしよう」

 

という実力がまだ足りないけど店長になるケースもあります。

 

逆に店長を10年以上勤めているベテランの店長もいますので、ここにレベルの差があるのは当然です。今回は比較的に店長になってまだ間もないかた向けに書きますので、中堅からベテラン店長さんは、「初心者店長さんがやるべき事」が自分は出来ているかの確認に利用してください。

 

また、会社の規模によっても店長として求められるスキルや業務も異なるので、あくまでも私がおもう店長として読んでいただけると嬉しいです。

 

 

店長の仕事とは?業績とお給料を上げる7つのステップ

私の提案は「あなたを含むスタッフさん」「お客様」「会社」がwin-win-winになる方法です。働く環境を改善し、お客様には気持ちよくお買い物をしていただき、業績を上げて会社に貢献する→お給料アップ!

 

そんな都合よく簡単にできるの?と思うかもしれません。さらに、この流れをあなたは理解しているかもしれませんが、あなたの部下であるスタッフさん全員が理解していないと良いチームは作れません。

 

あなたは店長になるからにはスタッフさんと会社との橋渡し役でもあるので、しっかりとそこを自覚してお互いの考えのベクトルを合わせていきましょう。

 

 

店長の仕事7つのステップ

 

この7つのステップを順番に行っていけば必ず結果は付いてくるはずです。

①目標作り
②スタッフさんと目標を共有
③担当者(責任者)の決定とチェック
④環境作り
⑤販売促進
⑥結果の報告と交渉
⑦交渉決裂なら転職を検討

 

①目標作り

目標は「数字」「行動」の2つが必要です。まず最初に売上げなどの「数字」の目標を作り、その数字を達成するための「行動」の目標を作ります。

 

会社によって店長に開示する数字の範囲は変わりますが、店長なら少なくても下記の数字は把握して目標の設定をしましょう。ここでは細かい説明は省略しますが、分からない項目は調べておいてください。※もしググってもよく分からなかったという方は直接私に聞いてください。イズムへの質問(ツイッターDM)

 

・売上額(客数×客単価)

・利益額(粗利益と営業利益)まずは粗利益から

・利益率(利益額÷売上額)

・売上構成比(商品の分類があれば必要)

・利益構成比

・客数

・客単価(売上÷客数)

・回転率(在庫の回転率)

・人時数(スタッフさんの時間数)

・会員比率(顧客管理をしている場合)

 

重要なのは現状の数字と昨年同月比を知ることです。これまで数字に関して任されていなかった人には難しく見えるかもしれませんが、非常に重要な数字で業績を上げるために必要なので会社へお願いして可能な範囲からでもいいので開示してもらって下さい。

 

会社によっては「利益の部分は隠したい」と考えるかもしれませんが、その場合は今まで以上に信頼を得てからでもいいかもしれません。

 

 

②スタッフさんと目標を共有

目標は必ずスタッフさんと共有してください。文章にして渡してもいいし、ミーティングをしてもいいし、どんな方法でもOKです。一度だけでは絶対に伝わりませんので、繰り返し伝えてください。

 

ここで共有する目標は「数字」より「行動」です。あなたが理想とするお店を実現するための自分やスタッフさんの「行動」を共有して欲しいのです。スタッフさんのレベルにもよりますが、最初のうちは数字2割、行動8割ぐらいで充分です。

 

ポイント

・私はこういうお店にしたいから協力して欲しい
・みんなの働く環境を良くしたいから協力して欲しい
・数字を上げてみんなのお給料を上げたいから協力して欲しい

 

これらを実現するための「行動目標」を明確にして協力をお願いしてください。

 

行動目標の例

ポイント

・スタッフ同士やお客様へ元気なあいさつ
・接客
・お客様を待たせない
・電話は3コール以内に出る
・身だしなみ
・休憩の入り方(休憩室の使い方)

 

 

③担当者(責任者)の決定とチェック

店長の業務は多岐にわたりとても一人ではこなせません。自分がマスターした仕事は次々とスタッフさんへ任せるようにしましょう。そうしないと自分の成長が止まってしまいます。※ここで言うスタッフさんは、パート・アルバイトさんも含みます。私の店長時代の右腕は高校生のアルバイト君でした(笑)

 

先ほどの数字目標を作るにも自分の時間を確保しなければできません。自分とスタッフさんの成長の為にドンドン任せてください。

 

その為には業務の「責任者」を決めなければなりませんが、たまに「そんな責任のある仕事はやりたくない」というスタッフさんも出てきます。その場合は表現を少し変えて「担当者」にすると意外と引き受けてくれたりします。業務内容は変わりません(笑)

 

店長であるあなたの仕事を要約すると次の3つです。

ポイント

・なにをするか数字と行動の決定

・実際にやってくれているかのチェック

・自分は次の新しい業務に挑戦

 

この3つを意識してください。ただし最後の新しい業務に挑戦をしないとスタッフは付いてきてくれませんので注意してください。

 

 

④環境作り

⑤に販売促進とあり、これは広告を入れたりSNSで発信をして集客をするのですが、④の環境作りをしておかないと逆効果になります。

 

◆環境作りとは?

・お客様の為
・スタッフの為

 

まずお客様が「買い物をしやすい環境」ができていないといけません。販売促進をするということは新規顧客を呼ぶことです。

・レジやトイレ、商品の場所が分かりずらい
・スタッフが挨拶もしない
・スタッフがおしゃべりしている
・ゴミが落ちている
・なんか雰囲気が悪い
・暑い、寒い

 

◆スタッフさんの為

いいお店を作るには「スタッフさんが働きやすい環境」も整っていないといけません。悪い環境では良いサービスは生まれませんので、コストのかかる事もあるかもしれませんが、できるだけ会社に要望を伝えて環境の改善を図りましょう。

 

例え実現できなくても、あなたの店長としての姿勢をスタッフさんたちは見てくれています。モチベーションアップや定着率にも大きく影響しますので積極的に取り組みましょう。

 

 

⑤販売促進

環境を整えてお客様を迎える準備が出来たらいよいよ販売促進をして集客アップです。この販売促進を細かく説明すると紙面がいくらあっても足りないので軽く触れるだけにしておきます。

 

とにかく集客のためにやれる事は無数にあります。あなたやスタッフさんのアイデア次第でコストをかけなくてもお客様を増やす方法はいくらでもあるので、ぜひチャレンジしてください。別の記事にも書いてあるのですが、トピックだけでもざっと書き出しておきますね!

 

ポイント

①折込チラシ

②ポスティング (新聞購読者減のため)

③フリーペーパー (地域の情報誌)

④DM (ダイレクトメール)

⑤ポイントカード (曜日によって2倍、3倍)

⑥ラジオ・テレビ (ラジオは意外とコスパがいい)

⑦レジで新商品やおすすめ商品チラシ配布

⑧POPのブラッシュアップ

⑨商品開発 (時間がかかるが必要)

⑩試飲・試食

⑪イベント開催、または参加

⑫店内放送

⑬値下げをする (戦略的に)

⑭差別化 (ストロングポイント)

⑮お店の改善 (お客様の声)

⑯陳列を変える (マンネリを防ぐ)

⑰SNSの活用 (いまや必須ツール)

⑱日替わりセール (タイムセール)

⑲雨の日サービス

⑳看板戦略

 

 

⑥結果の報告と交渉

かなりザックリと書いてきてしまいましたが、ここまでできれば結果は必ず出ているはずです。この結果を数字に落とし込んで会社へ報告します。昨年対比で上がっているか下がっているか、いわば毎月の通信簿みたいなものです。

 

あなたの努力はここで報われなければなりません。しかし、会社の立場で考えれば利益が出ていなければお給料を上げるのは難しいです。たとえ数字の結果は悪くてもあなたが本当に会社の為に努力したのなら、しっかりと伝えてください。会社にとって「あなたは宝です!」他のなにものにも代えられません。

 

今回ご紹介した①~⑥を続ければ必ずあなたは成長します。店長としてどこの店舗へ行っても、又、別の会社に移っても充分に活躍できはずですのでそこを会社に認めてもらいましょう。そしてその成長をした分の対価をお給料としてもらえるように交渉してください。

 

ここで重要なのは会社の立場になって考えることです。店長といえば「スタッフ側」でものごとを考えたり「会社側」でも考えなければならない立場です。結果が出ていないのにしつこく交渉されれば会社も良い印象は持ちません。

 

交渉とは駆け引きでもあるので戦略を練って挑んでください。例え今は結果が出ていなくても、あなたのやり方ならいずれ結果につながるだろうと会社が判断してくれればお給料は上がるかもしれませんし、ここまでやってくれたら上げられると条件を出してくれるかもしれません。

 

これも新しい事へのチャレンジです。挑戦してみてください!

 

 

⑦交渉決裂なら転職を検討

目標を立ててしっかりと結果(利益)も出しているのにお給料を上げてくれない。しかもなにが理由かも教えてくれない。というような場合は転職を考えてもいいと思います。あなたの能力と努力にお金を払いたいと言ってくれる会社は必ずあるはずです。

 

ただし気を付けなければならないのは、今のあなたのお給料とあなたがお住いの地域でのお給料の相場が一致しているかどうかです。

 

地方の小売業の店長だと一般的な相場はいくらでしょう?例えば30万円だとして、すでにその金額をもらっていたとしたら、会社は早くからあなたを見込んで高いお給料を払ってくれていたことになります。

 

一概にいえることではないので、賃金交渉も転職も慎重にならなければなりません。私がお伝えしたかったのは、そういう方法もあるということです。特に現状に満足できていない方にとっては、環境を変えて自分をブラッシュアップさせるいいチャンスです。

 

繰り返しになりますが「スタッフ側」「会社側」の立場でしっかりと考えて、自分にできる最善の方法を生み出してください。

 

 

まとめ

いかがでしたか?途中かなり省略して進めてきてしまいましたが、店長として結果を出すためのエッセンスは感じ取っていただけたと思います。

 

とにかく店長の業務は果てしなくありますので、目の前の業務をこなしていたら1日が終わってしまうという事になりがちです。

 

最後に大事なことをお伝えします。『自分でやるべき業務』と『自分でやらなくてもいい業務』を明確に決めて、毎日のタイムスケジュールで管理してください。これをやらないと自分の時間が取れずに新しい仕事にチャレンジできず成長が止まります。

 

まずは『自分でやらない事』を決めることからスタートしてみてはいかがでしょう?健闘を祈ります!

 

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