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売れるPOPの作り方を伝授!【おすすめのPOP作成ソフトもご紹介!】

 

最初にお伝えします。『POPの威力は絶大です』私は3店舗の酒販店を経営していて年商は14億円ほどです。この売り上げは間違いなくPOPのおかげです。

 

 

POPを変えれば必ずお店は変わります

こんにちはイズムです。今回は私が会社を大きくできた要因の中で、「一番」と言っていいほど重要なパートです。なぜかと言うとお客様が必ず目にする接点だからです。このPOPパワーが1か、5か、10では結果の数字がまるっきり変わります。それは客数が掛け算になるからです。

 

1日の来店数が100名だとすると

・POPパワー1×100名=100個

・POPパワー5×100名=500個

・POPパワー10×100名=1000個

 

極端に書きましたが私は決して大げさではないと思っています。なぜならPOPの魅力は来店動機にもつながるからです。

 

 

ヴィレヴァンこそPOPの先駆け

あなたは「ヴィレッジヴァンガード」という本屋さんをご存じですか?本屋というより変わった雑貨屋さんというイメージが強いかもしれません(笑)名古屋が創業の地で以前は都市部にしかありませんでしたが、今では上場も果たしイオンモールなどへの出店も多く、地方でも店舗へ行けるようになりました。

 

このヴィレッジヴァンガードこそPOPで成功したお店のさきがけです。おそらく変わった品ぞろえが多いので、それを分かりやすく説明するためにPOPが発達したのだと私は勝手に分析しています。

 

 

POPの威力を自ら体験

私が初めてPOPの威力を実感したのは今から23年前です。それはある赤ワインとの出会いから始まりました。

 

研修で東京へ出張に行った帰りのことでした。同僚と一緒だったのですが、当時流行っていたワインバーへ行くことになったのです。

 

そこは以前にも行ったことがあり、カウンターの後ろにワインボトルが50本ぐらい並んでいて、どれでも1杯から飲めるグランワインの品ぞろえが売りのお店です。

 

ここである異変に気付きます

さすが人気店、その日もほぼ満席状態でしたが運よく奥のテーブルが空いたらしく案内してくれました。その時異変に気付いたのです。「あれ?グラスワインが売りなのにみんな同じワインをボトルで飲んでる・・・」

 

席へ案内されて理由が分かりました。メニューとテーブルテントでそのワインのキャンペーンを告知していたのです。1杯目はそれぞれグラスワインをオーダーしたのですが、2杯目は誘惑に負けてそのボトルワインを注文しました(笑)

 

 

運命のワインと出会います

そのワインが私の「赤ワイン」と「POP」の世界に目を開かせてくれた運命の1本だったのです。飲んだ瞬間の感動を今でも鮮明に覚えています。

チリ産のカベルネソーヴィニヨンというぶどう品種で作られてワインなのですが、果実の香りが強くて味わいもパワフル!渋みも適度にあって最高のバランスだと思いました。

 

『こんなワインをお客様へ紹介したい!』この想いが全身を駆け巡った感じです。ボトルを確認すると輸入元が分かるので、さっそく翌日連絡をしてみました。「すでに飲んでいるのでサンプルはいりません。今すぐ仕入れたいんです」

 

通常なら3ケース(36本)ほど仕入れて様子を見るのですが、私は勢いにまかせて50ケース仕入れるので安くしてほしいという交渉までしていました。

 

仕入れたいいけどどうやって売るの?

さて、気合を入れて仕入れたのはいいけどどうやって売るか?当時の私はとにかく忙しい・・・朝から晩までお店を駆けずり回って接客どころではないし、自分の空き時間は閉店後しかない・・・お客さんなんている訳ありません。

 

しばらく売れない日が続きましたが、そこで生まれたのが第一号の「ストーリーPOP」です。閉店後だれもいなくなった店舗で、「東京で体験したことをそのまま書いて貼りだしました。」そうしたら翌日から飛ぶように売れていったのです。

 

最初の1枚はとにかく目立つ!

今でこそ私のお店はスタッフさんも同じようなPOPを作れるようになっているので、ストーリーPOPで溢れていますが、当時はそのたった1枚だけでしたので、とにかく目立つ!

 

ワインを目的にご来店されたお客様はまず目に留めます。その時にカゴへ入れなくても、ワインコーナーをグルっと回って最終的にはそのワインを購入してくれるお客様が続出したのです。

 

もともと口ベタま私には最高の接客方法ともいえました。伝えたいことを整理して書いておけるのでトークの技術も必要ありません。

 

 

よこ展開で大成功

味をしめた私は、夜な夜なPOP作りにはげむようになりました。自分で売りたい日本酒、焼酎、ビール、ウイスキー、おつまみ・・・あらゆる商品にストーリーPOPを付けていったのです。

 

結果は分かりますね?今では「あぁ、あのPOPが面白いお店ね、あそこ行くとつい色々買っちゃうんだよね!」というのが当店の印象の様で、お客様だけでなく、銀行の担当者や会計士、仕入先、求人で面接に来る方にも言われます。

 

 

POP具体的な作り方

さて前置きがかなり長くなりましたが、売れるPOPのポイントをお伝えしたいと思います。

 

POPの要素は次の8つです。

ポイント

①メインキャッチ
②サブキャッチ
③コメント
④商品名
⑤画像(商品、使用時画像)
⑥仕様(内容量など)
⑦価格
⑧JANコード(必要に応じて)

 

 

商品によっては「サブキャッチ」と「画像」を外してもいいのですが、可能な限り入れた方がいいです。また今の時代JANコードがあると便利です。

 

 

書く内容は意外と簡単

はじめてPOPを作る際にまず困るのは「なにを書いていいか分からない」だと思います。「商品名」「仕様」「価格」は決まっているので悩む必要はありませんね?

 

私のおすすめは「商品の導入を決めた理由」を書くのがベストです。

 

ポイント

・第三者評価→テレビやSNSで有名人が美味しいと言っていた(マツコの知らない世界など)

・仕入れ先の担当者がべた褒めして自分でも買っている

・試飲試食会議でいつも静かな〇〇さんが興奮して絶賛していた。

・限定品で日本での入荷が200個のうち36個手に入れることができた。

・日本一に輝いた匠が作った〇〇・・・高齢の為いつ引退するか分かりません。

 

例えば「先日の試飲・試食会議でいつも静かで冷静な〇〇さんが興奮して絶賛していました。」というのが導入のキッカケだとしたら、このキャッチはすこし長いので「サブキャッチ」に採用します。ではキャッチはというと『いつも冷静沈着な〇〇さんが興奮!』と文字数を半分以下に抑えます。

 

できれば〇〇さんの部分は本名にして画像は本人が商品を持っている写真を採用します。

 

 

POPの情報はバイヤーが持っている

企業にもよりますが、商品導入の可否はバイヤーさんが決めることが多いと思うので、「商品導入を決めた理由」はバイヤーさんが一番知っているはずです。現場の人はしっかりと聞き取りをするか、もしくはPOP作成はバイヤーさんの仕事にするかどちらかだと思います。

 

 

手書きとパソコンどちらがいいか?

 

良く聞かれる質問に「POPは手書きの方が良いと聞きますがパソコンじゃダメですか?」というのがあります。答えは『どちらでもOK』です。

 

私はどちらも経験がありますが、今はパソコンでしか作りません。理由は「手書き文字が下手だから」です。たしかに手書きの方が親近感があって親しみやすいかもしれませんが、手書きが苦手という方は多いのではないか?と思います。

 

それが理由でPOPを作らないのはもったいなさすぎますし、パソコンでも充分結果を残せたので全く問題ないはずです。

 

 

おすすめのPOPソフト

 

ちなみに私はジャストシステムの「ラベルマイティ」を愛用しています。以前と比べるとかなりレベルアップしているので至れり尽くせりです。

 

デザインをやるならマックと言われますが、小売店のバイヤーさんや現場の人はマック使いの人はまずいないと思うので、イラストレーターやフォトショップを使いこなせる人は少ないと思います。

 

ここはWindowsで動くラベルマイティで行きましょう!JANコードもOKです。

 

 

とにかく1枚でも多く書く

あなたのお店が今までどのようなPOPを付けていたのか分かりませんが、もし「当店おすすめ」「メーカーのひと言コメント」「商品名」「価格」だけでしたら、今回の情報を手にしたのは超ラッキーですね!

 

あなたのお店は間違いなく売り上げが上がります。また、売りたいものが売れるようになります。

 

今までが通常のPOPでしたら「キャッチ」を変えただけでも目立ちます。だから失敗はありませんし、何枚も書けば必ず上達しますので売れるようになるのは間違いありません。まずは最初の一歩を踏み出しましょう!

 

 

まとめ

いかがでしたか?お気づきの方も多いと思いますが、この販売方法はPOPだけではありません。同じ内容のコンテンツでも様々な媒体で横展開が可能です。

 

今の時代に合わせてSNSやブログなどでも充分活用できるはずです。店舗があるならPOPは必須ですが、ひとつ作ると拡散方法がたくさんあるので販促がしやすい時代です。それではあなたのご活躍をかげながら応援しております。

 

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