店舗運営 未分類 経営

できる社員を育てた「私の教育方法」ポイントは会議室に缶詰です。

 

社員がなかなか育たない、同じことをなん回いっても分からない。いつまでたっても指示待ちで自立しない・・・部下を持つとこのような悩みはありませんか?

 

そんなあなたに「凡人の私」でもできた【できる社員を育てた教育方法】を2つお伝えしたいと思います。しかも部下も喜ぶし自分も使える方法なのでぜひ実践してください。

 

 

簡単な私の経歴

私は大型の酒販店を3店舗と飲食店などへお酒や食材を届ける配送部門、インターネット販売を行う部門を持つ会社を経営していています。

 

年商は約14億円で、スタッフさんは50名ほどおり、そのうちの15名が正社員です。もちろん最初からこのような大きな売り上げはありませんでしたし、スタッフさんも沢山いませんでした。

 

しかも私はいたって凡人社長(笑)そんな私にもできた方法なので、あたなにできない訳がありません。それではさっそく「できる社員の育て方」を2つお伝えします。

 

 

凡人の私にもできた「できる社員」の育て方

 

・会議室に缶詰めにして考えさせる

・必ずできると信じてあきらめない

いかがでしょう?なんとなくイメージできると思うのですが、少し解説が必要だと思うので1つずつ説明します。

 

会議室に缶詰にして考えさせる

入社してすぐは会社や上司の考えや方針を伝えるために、基本業務などの指示を出すのは当然なのですが、ある程度のレベルまで行ったら自分で考えて行動させないと育ちません。

 

例えば1つの業務を指示するのにレベル1~10の説明が必要だとします。最初は10まで説明しなければなりませんが、慣れてくると5ぐらい説明すれば理解できるようになりますね?

 

さらに1の指示を出しただけで即座に10まで理解して実行できるスタッフさんがいたとしたら凄いと思いませんか?さすがにここまで引き上げるには時間が必要ですが、ようするにお互いの頭の中を一緒にする必要があるのです。

 

それには体で仕事を覚える以外に、頭で覚える必要があるのです。ただし体の労働より頭の労働の方がはるかに大変なので、人は無意識のうちに避けるようになります。

 

できない理由は無限に出てきそう・・・

・現場の業務が忙しくて出来ません
・時間がある時にやるつもりだったのですが・・・
・スタッフが足りなくて時間がありません

 

本人たちも悪気があるわけではないのです。現場で体を動かせば働いている気もするし、パート・アルバイトさんより早いし上手い。ちゃんと成果も出てる。責められることではないはず・・・多少の後ろめたさはあってもこのように考えています。

 

おそらく普通の人間なら誰でも通る道だとおもいます。しかしこのままでは、いつまでたっても指示待ちになるし、上司が決めた業務だから責任も持たない。これはどちらかというと上司に責任があります。

 

このタイミングが大事です。

私はこのタイミングで1週間のうち曜日を決めて、毎週2時間会議室に缶詰にします。急ぎでなければ電話も取り次ぎません。とにかく1人で集中させます。

 

現場にいては集中してできない業務や、考える仕事をここでさせるのです。効率も良いし、この2時間でグーーーっと!成長します。

 

もちろん2時間の成果物は提出させます。最初はとまどいもあって成果も少ないですが、慣れてくれば現場でする仕事、缶詰時間でする仕事を組み立てられるようになります。分からないようでしたらアドバイスしてあげてください。

 

メリット

  • 現場での仕事も効率的になる
  • 自分で業務を決めることになるので責任感がでる
  • 時間がない、人がいないという言い訳ができない

 

私の実体験なんです

実はこの缶詰時間は私自身の実体験からくるものです。まだ20代で現場仕事に従事していた時はとにかく忙しい・・・私は早く仕事を覚えたい一心で上司からドンドン仕事を奪って朝から晩まで駆けずり回っていました(笑)

 

ただ、あまりにも詰め込み過ぎて頭がパンパンになりパニック状態になる時がしばしばありました。そんな時の私の解消法は「トイレに駆け込む」です。

 

トイレの個室に入り、静かで1人の状態をつくり「頭の中を整理することに集中」します。あんまり長いと・・・5分もあればある程度せいりできるので、何事もなかったかのようにさっそうと現場に戻ります。※私のイメージでは(笑)

 

これが徐々にブラッシュアップしていきました。

・トイレの個室に駆け込み5分間で頭を整理


・10分だけ事務所で考えてくるね


・30分会議室にいるから、急ぎじゃなければ電話は折り返しにして


・徐々に時間を長くして生産性を上げる


・自分だけでなく「30分会議室に行って考えてきな」と言える


・強制的に会議室に2時間閉じ込める※監禁ではありません

 

 

必ず「できる」と信じてあきらめない

 

失礼に聞こえたら「ごめんなさい」中小企業に最初から優秀な人は来ません。これを前提に仕事を進めないと、自分のメンタルがやられます。

 

スタッフさんへの期待が大きければ大きいほど溝も深まるし、指示した仕事ができていないときのショックが大きいので、期待はしない方が自分の為です。(生意気言って本当にごめんなさい)

 

ただし「必ずできるようになると信じてあきらめない」でいてあげてください。期待をするなと言ったりどっちなの?と思うかもしれませんが、私の中では明確に違います。

 

期待はするな→できないことを受け入れて、今のレベルを知る。
あきらめない→できないと決めつけず、レベルの高い業務を与え続ける。

 

10回より100回、100回より1000回です!

仕事を覚える一番の早道は『回数をこなす』しかありません。比較対象は『長い期間従事させる』です。分かりますね?いくら長い期間そこにいても回数をこなさなければ上達しません。逆にいくら短い期間でも回数をこなせば余程のことがない限り人間は上達します。

 

・回数をこなす〇
・長い時間従事させる×

この当たり前の原理を知っていれば、できていなくても「最初はそんなもん」と冷静で見ていられます。ここで「そんなこともできないの?」と思ってしまったら、それはあなたが期待しすぎてしまっている証拠です。あせらず業務を与え続けてください。

 

最初はどんなにできないスタッフさんも、続ければ必ずできるようになります。人間はそのようにできているのですから、決してあきらめてはいけません。きっといつかあなたが頼りにするスタッフさんに成長するはずです。

 

 

まとめ

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。いかがでしたか?もしあたなが現場の仕事に振り回されていてご自分に考える時間がないとしたら、まず1人になれる場所を確保して考えたり集中できる環境をつくるところから始めましょう!

 

それはあなた自身の為であることはもちろん、スタッフさんや会社の為でもあります。缶詰時間などと現場でひと笑い出来そうなワードを交えながら共有するとスムーズに受け入れられるかもしれません。ぜひ活用してください!

 

よく読まれている記事

1

  目次1 イズム理論の目的とは?2 自己紹介3 イズム理論5つのステップ3.1 1、現状の把握3.2 2、目標設定3.3 3、計画作成3.4 4、PDCA3.5 5、再計画作成4 弱みを強 ...

2

  部下とうまくコミュニケーションがとれない 部下の褒め方がわからない 部下の指導の仕方がわからない   イズム このような悩みありませんか?   実は私も困っていた時期 ...

3

  ・部下がいつまでたっても成長しない ・会社や上司の不満しか言わない ・はじめて部下を持ったけど教育方法が分からない     イズムなんてことで悩んでいませんか? &n ...

-店舗運営, 未分類, 経営
-,

© 2024 イズムのBLOG