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必ず売れるので必須の売場です!
商品を売るためのコツはたくさんありますが、今回はその中でも鉄板中の鉄板「ランキング売場」をご紹介します。
また、すでにやられているお店さんは実際に売れているかの確認をお願いします。もし売れていないのであれば見せ方に問題があるはずです。
◆見直しポイント
・陳列のボリューム
・POP
・定期的に入替え
まさに魔法の売場
ランキング売場はまさに魔法の売場で100%売れるといっても過言ではありません。どんな業種でやっているので今さらそこについての説明は不要だと思います。
私も得意な売場のひとつで、つねに売りまくっています(笑)言うまでもなくランキング1位の商品が一番売れるわけですが、この1位の販売が増えれば自然と2位以降の商品も売れていきます。
今回は簡単にできて効果絶大な「ランキング売場」の基本の型をお伝えしますので、ぜひ参考にしていただき、売上げアップをしてください。
自己紹介
私は今から23年前に差別化POPを生み出し、その威力に魅了されてお店に書きまくりました。スタッフさんも面白がって書きだしたので今では店内に溢れています。
おかげでお店を増やすこともでき、今は3店舗あります。私が独立したときは年商3千万でしたが10年で14億まで伸ばすことができたのも差別化POPのおかげです。
あなたが「POPを作りたい」と思っているなら、なにかしら役に立てると思うので、ぜひ最後までお付き合いください。
なぜランキング売場が売れる?
不思議なほど売れるランキング売場ですが、その理由を知っておくと、POPや陳列にも活かすことができるので、ザックリとでもいいので頭に入れておきましょう。
・みんな買ってる安心感
・選ぶ手間がはぶける
要約するとこの2つの心理だと思います。
みんな買ってる安心感
行列ができる飲食店=「美味しい」というのと同じ心理だと思うのですが、やはり大勢が欲しいと思うものは実証済みということで安心感があります。
選ぶ手間がはぶける
人は面倒なことは避けたいものです。時間に余裕があり買い物を楽しめる時は問題ありませんが、いつもそうとは限らず、どちらかというと「早く済ませたい」と思いながら買い物をされている時の方が多いかもしれません。
先ほどの「みんな買ってる安心感」にも通じますが、「ランキング1位を買っておけば間違いないだろう」という心理が働いて、自分で選ぶ手間をはぶくことができます。
ランキング売場の基本の型
特別なことはありません。お店の規模にもよりますし、どこまで細分化するかにもよりますので、下記を参考にしてご自分の売場にあった規模で展開することをおすすめします。
・「売れ行き」or「おすすめ」
・「1位~3位」or「1位~5位」
・お店の規模に応じた細分化
・1位の在庫ボリュームは2位の3倍以上
・各コーナーの1等地か2等地に設置
「売れ行き」or「おすすめ」
ランキング売場で悩むのはこの「売れ行きランキング」か「おすすめランキング」だと思います。お客さまは実際に売れている商品のランキングを知りたいはずなので「売れ行き」の方が嬉しいです。
ただし「お店のおもわく」と「実際に売れたもの」が一致するとは限らず、むしろ私のお店の場合は一致することはありませんでした(笑)これは業種、業態にもよるのでしっかり検討して判断してください。
例えば本屋さんなら「売れ行き」で問題ないと思います。なぜなら利益率がさほど変わらないからです。世の中には「タバコ」や「本」のように価格が決まっている商品があり、どこで買っても「同じ価格」=「同じ利益」です。
逆に価格競争が激しくて我々のような酒販店だと、ビールで一番売れているのは「アサヒ・スーパードライ」です。これをランキング1位にして一生懸命販売してもなんの意味もありません。
我々の場合は同じビールでも、全国から探し集めた「クラフトビール」の中から「おすすめの商品」を販売するためにランキング売場をつくったりします。これだと値崩れしていない商品で、自分たちも納得しておすすめしたい商品を販売することができるので一石二鳥です。
「1位~3位」or「1位~5位」
お店大きさによって確保できるスペースも限られるので、規模に応じて売り場を確保するといいと思います。スペースに余裕があれば1位~5位まであるといいのですが、そうでない場合は3位まででもいいと思います。
ランキング売場の目的は1位の商品をたくさん売ることです。ただし5位まであると2位と3位の商品もつられて売れるのですが、3位までだと1位だけに特化する傾向があります。
とはいえスペースのないところに無理に5位まで作ってしまうと、1位の商品のボリュームが減ってしまいます。これだと「1位の商品をたくさん売る」という目的が半減してしまうので気を付けてください。
お店の規模に応じた細分化
こちらもお店の規模に応じてなのですが、例えば私はお酒の小売りが長いので酒屋のランキングを例にさせてもらいます。
・日本酒ランキング
・焼酎ランキング
・ワインランキング
・ウイスキーランキング
・おつまみランキング
以上のように各コーナーに作ることができますし、ワインの場合は赤ワインと白ワインを購入する方は明確に違うので、それぞれにあっても効果があります。
大きなお店なら各コーナーに設けてもいいと思いますが、そうでない場合お店がランキングで占めてしまいあまりよろしくないかと・・・
1位の在庫ボリュームは2位の3倍以上
先ほども書きましたが最大の目的は「1位の商品をたくさん売ること」です。当たり前ですが一番売れるのは1位の商品です。欠品はもってのほかですが、在庫は少なくても2位の商品の3倍は確保してください。
陳列も重要です。1位の商品がしっかりと手の届く場所に大量のボリューム陳列です。「これを買わなくてなにを買うんですか?」と言ってるような売り場を目指しましょう。
各コーナーの1等地か2等地に設置
売場には「なにを置いても売れる」1等地があります。お店の導線上にある角のエンドと呼ばれる場所です。もしくはお店特有の「なぜか売れる場所」というのが必ずあるはずです。
出来ればそこで展開することをおすすめします。お店の戦略もあるので一概には言えませんが、ここにランキングコーナーを設けることによって確実に売れていくのでお店全体の売上げに大きく貢献できます。
しかも利益率の高い商品を1位にすることによって、かなりの確率で利益の改善にもつながります。
戦略的に「ランキング売場は効果があるから目立たない場所でもいいだろ」と考える場合もありますが、期間限定でもいいのでまずは1等地でも展開をおすすめします。起爆剤としてお店全体の底上げになります。
ブラッシュアップ
ランキング売場も定期的なメンテナンスというかブラッシュアップを必ず行ってください。
ランキングの入れ替えや、接客などで仕入れた「お客様の声」などの追加POPを加えて、マンネリ化させずに「フレッシュ感」「売れてる感」を演出してください。とにかく目的は「1位の商品をたくさん売ること」です。
◆「2:8の原理」はご存じですか?
・売上げの80%は20%のお客さまが購入してくれる。
・売上げの80%は20%の商品でつくられる。
私がとにかく「1位の商品をたくさん売ること」にこだわるのはこの原理が働いているからです。1位の商品が売れれば売れるほど、魔法のように他の商品も売れていきます。
ランキング売場をブラッシュアップするという事は、お店全体の売上げにも大きく影響するので必ず行ってください。逆にいえばここに力を入れることによって、売上げが上がりやすくなるので、やらない手はありません!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ランキング売場はお店の常套手段ですが、意外と手抜きになっているお店もあります。と偉そうに書いていますが、自分のお店でも気が付けば数ヵ月そのままになっていたりします。
私が店長の時代はつねに変化を加えていましたが、いまは指示を出さないとできなかったりします。売上げ、利益に大きく影響するので、そこそこ売れているからと満足せずに「売って売って売りまくってください!」
私の目的はこのブログを読んでくださった方の成功です。売れる売場やPOPを作って業績を上げて出世してもらう事です。その先には収入アップがあり家族の幸せがあります。
すこしでもそのお手伝いが出来たら嬉しいです。