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【会社はナマコである】経営改善は時間がかかる|分かっていれば諦めずに続けられます!

経営の改善や人材教育は成果につながるまでに時間がかかりますよね、頭では分かっていても設備投資や人材教育に投資をしていると「本当に成果は出るのか?」と不安になる事もあります。

 

成果は未来のことなので100%良い結果が出るとは誰も約束出来ません。でも、出るとしても時間がかかると分かっていれば少し心が楽になります。もちろん状況を見て軌道修正は必要ですが、あせらずにじっくりと構える余裕も必要です。

 

今回はMG(マネジメントゲーム)の生みの親「西 順一郎」先生の名言『会社はナマコである』を題材に経営改善の進め方を深掘りしていきましょう。

 

 

MG(マネジメントゲーム)とは?

MG(読み方はエムジー)とは会社経営をゲームを通して学べて、2日間でなんと5年分の会社経営を疑似体験できる素晴らしい研修です。

・会社設立

・採用

・研究開発

・広告

・材料仕入

・製造

・販売

・設備投資

・決算

 

上記以外にも様々な経営判断を繰り返し行い、1年ごとに売上、利益、損益分岐点などがどのようになったのかまで細かく計算して決算を行います。その結果次第で次期の借入れ金額も変動するので、設備や人材に投資できる金額も変わります。

 

これをたった2日間で5回も繰り返すのです。

 

MGに関してはお伝えする要素が沢山あり過ぎるので、今回は簡単な概要だけにしておきます(笑)

 

とにかく会社経営者には必須の研修だと思います。そして可能な限りスタッフさんにも受けて頂きたいです。社内で数字に対する意識が変わり、利益や在庫の話がスムーズになります。

 

最近はコロナの影響で参加できていませんが、私は85期(17回)参加していて、スタッフさんも10名以上が参加しています。

 

 

会社はナマコである

会社はナマコである

初めて聞いた時は「えっ?はっ?」と思いました。

MG研修はゲームの合間に講義があるのですが、いきなり西先生が「会社はナマコである」と言って、ホワイトボードにナマコのイラストを描き始めたのですからビックリです。あの海にいる軟体生物というか日本酒のつまみに最高のナマコです。

 

 

西先生の説明と私なりの解釈

ナマコは『軟体』といって柔らかいから針で頭の方を「チクッ」と刺しても足の先が「ピクッ!」となるまで時間がかかる。大体0.5秒くらいかな・・・パチンコ玉のように『硬体』といって硬いものだと針で突いた間に反対側まで伝わる。

 

会社もそうなんです。成長させたり改善しようと手を打つと経費だけがかかって利益は減ってしまう。成果は遅れてやってくるから時間がかかる。

 

そうとは知らずに会計事務所や銀行などから「経費がかかってるから削減しよう」なんて言われてしまうと・・・ここで止めてしまうとどうなるか?

・かけた経費が無駄になる

・待っていても成果が出ない

・競争力が失われる

・さらに厳しい状況になる

・お金も競争力もない・・・

 

そうなんです。

お金もないし競争力もないという状況になり、なんの手も打てなくなってしまいます。

 

想像するだけでゾッとしますよね・・・MGなら倒産してもゲームなのでやり直しがききますが、リアルの世界ではそんな訳にはいきません。

 

そうならない為にはどうすればいいか?

 

会社を変える方法

会社を変えるには未来を想像して目標を立てる→そこへ向けて計画を作る。これしかありません。

具体的には次の通りです

・商品を変える

・売り方を変える

・売る場所を変える

・人を変える(人材教育)

・結果として会社が変わる

 

商品を変える

極端な話でいえば「商売を替える」という話ですが、さすがに一辺には無理があると思います。せめて「差別化商品」の構成比を上げましょう。商品を変えるとはグレードを上げるか?下げるか?の2択が重要です。

 

しかし、この時代に中小企業の我々がグレードを下げて安売り合戦に参戦するという選択肢はないと思います。

 

ということはグレードを上げて、品質、単価、利益率を上げる努力が必要です。上げ幅によってこれまでの固定客様が残っていただけるかどうか変わるので、新しい客層の新規獲得が必要です。

 

売り方を変える

売り方とは販促です。これまでとは違う客層にアプローチをする必要があるので、広告のデザインや媒体も変える必要があります。

 

売る場所を変える

これまでの販売エリアを見直して、まだ手を付けていないところに販促をするのも方法のひとつです。インターネットはまさにその最たるものです。

 

人を変える(人材教育)

人を入れ替えるという話ではありません。教育をして稼ぐ人材に変えるのです。自分で稼げるようになれば、会社はしっかり報酬を上げてあげましょう。

 

結果として会社が変わる

それらを実施してやっと会社は変わります。やはり時間はかかりそうですね・・・必ず成果は出ると信じて継続しましょう!

 

 

イズム理論で会社を変える

手前味噌ですが「イズム理論」なら会社を変えられます。もちろん西先生のMGで学んだことや思想も取り入れてあります。

 

イズム理論でできること

・商売偏差値で現状を知る

・自社の強みと弱みを知ったうえで目標設定

・目標に向けての計画作り

・計画を実行するためのPDCA

・スタッフ全員で稼ぐ力を鍛える

 

 

イズム理論で得られる成果

・利益率と売上を同時に上げる

・スタッフ全員に稼ぐ力が身に付く

・スタッフさんのお給料を上げられる

・売れるPOPが作れる

・売れる売場が作れる

・チームワークが良くなる

・トップがリーダーシップを発揮する

・差別化商品ができる

・固定客が増える

・数字に強くなる

※すぐにできる事と時間がかかる事があります。

 

イズム理論のデメリット

・できる、できない人の差が広がる

・ついてこれない人は辞めてしまうかも

・時間と手間が必要

 

商売偏差値で個人の稼ぐ力が数字で出るので、能力の差が一目瞭然です。数字を上げる意欲があるスタッフさんは何をすればいいのかが分かるのでさらに伸びやすくなります。

 

そのため意欲がないスタッフさんとの差が広がっていく一方なので、居づらくなって辞めてしまうかもしれません。

 

また、西先生がおっしゃる通り「成長」や「改善」には時間がかかるものもあります。差別化商品を販売するには客層を変える必要もあるので時間が必要です。

 

売れるPOPを書くにも1枚目からできる訳ではありません。50枚、100枚と書いていく過程でコツをつかんだり、お客さまが足を止める「キャッチコピー」が作れるようになります。

 

覚悟を決めて途中で諦めない会社やスタッフさんが成果を得られるのです。最初から時間がかかると分かっていれば気持ちにも余裕ができるし覚悟も決めやすいものです。

 

私はこのブログを書き始めた8月29日に100記事書くまでは毎日更新すると覚悟を決めて7時起床を5時起床に変えました。本日で92日目です。

 

100日目以降は毎日更新のペースを落とします。その代わり過去の記事を全部読み返して加筆修正をしながらSEOの最適化を目指す予定です。

 

ブログの記事がGoogle検索で上位表示されるには数ヵ月、安定するには1年以上かかる事もあると言われています。時間がかかる事を前提に初めているのでそこまでの焦りはないのですが、本当にこれでいいのか不安はあります(汗)

 

これからも勉強をしながらコツコツ頑張りたいと思います。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

会社はナマコである・・・頭がどこなのか分かりませんが(笑)まずは「チクッ」と刺さなければいくら時間が経っても足の先は「ピクッ!」と反応しません。

 

やり続ける覚悟を決めて、まずは「チクッ」と針で刺しましょう!

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