差別化POPを作っていくと、始めのうちは他のPOPとの違いが明確で目立つのですが、少し増えていくと埋もれてしまいます。
POPの構図もマンネリ化してくるので、たまにアクセントをつけてお客さまの目にとまりやすくしましょう。
・ほかのPOPの中に埋もれさせたくない
・お客さまの目を引くインパクトが欲しい
このような場合に有効な方法を公開します!
差別化POPの目的は「ついで買い」の誘発
差別化POPの役割は売りたい商品を売ることです。そのためにはまずお客さまの足を止めることです。足を止めるためにはまず目をとめることです。
買い物には大きく分けて『目的買い』と『ついで買い』があります。お昼にコンビニに行くときは「飲み物とお弁当」のように目的をもって入りますが、そのとき「飲み物とお弁当」の目的以外の買い物が「ついで買い」です。我々はその「ついで買い」を1つでも多く増やすために差別化POPを作っています。
あなたがコンビニやスーパーにいき買い物したときを思い出してください。よほどヒマで時間がある時は別ですが、商品をひとつひとつ見ながら歩くことはないと思います。だいたいの「目的買い商品」に向かって「なにかあるかなー?」という感じで流し目で商品やPOPを見ていると思います。
1つの商品に使ってもらえる時間は1秒もありません。そうです『一瞬』の勝負なのです。
「あっ!この商品昨日のテレビで〇〇さんが美味しいって言ってた」
「えっ!ダイエットにそんなに効くの?」
「ん?そういえば旦那が欲しいって言ってたな」
この「あっ!えっ!ん?」を先ほどの一瞬の間に見つけてもらうことが必要なのです。目的の商品にたどり着く前に足を止める回数が多ければ多いほど、そのお店の売上げは上がるはずです。
今回はその「あっ!えっ!ん?」の効果的な使い方をご紹介します。人間の脳が反応せざるおえない状況になるので、確実に目と足が止まる確率は上がるはずです。
自己紹介
私は今から23年前に差別化POPを生み出し、その威力に魅了されてお店に書きまくりました。スタッフさんも面白がって書きだしたので今では店内に溢れています。
おかげでお店を増やすこともでき、今は3店舗あります。私が独立したときは年商3千万でしたが10年で14億まで伸ばすことができたのも差別化POPのおかげです。
あなたが「POPを作りたい」と思っているなら、なにかしら役に立てると思うので、ぜひ最後までお付き合いください。
効果的な「あっ!えっ!ん?」の使い方
ここからが本題ですがさっそく答えを見てもらいましょう!
これだけ『えっ!』を大きくしておけば明らかに違和感があるので、人間の脳は反応をしてしまいます。そこに自分の興味のあることが書いてあれば続きを読んでみたくなり、気に入れば購入してもらえます。
おそらくこのPOPがあったら、まず目にとまると思います。これが「購買心理の7段階」注意→興味→連想→欲望→比較→確信→決断の入り口部分「注意」です。
※詳しくは別の記事に書きました↓
ビジネスで使える「購買心理の7段階」注意→興味→連想→欲望→比較→確信→決断
ただしこの方法を使いすぎるとお客さまは「またか」と飽きたり疲れてしまうので、ここぞという商品や、期間限定で使用することをおすすめします。
■まとめ
いかがでしたか?差別化POPを増やしていくとどうしても埋もれてしまうので、たまにはこういうテクニック的なものも必要になっていきます。
アイデア次第でお客さまの目を引くことはいくらでもあるので色々と挑戦してみてください。続けていけばいつの間にかお店の魅力は上がっていき「あのお店のPOPは面白い」「詳しい説明が書いてあるから助かる」「ワクワクして見ているだけでも楽しい」「思わず買っちゃうから困るー」など地域で話題になるはずです。
POPなんて慣れてしまえば簡単につくれます。POPで自分の「商品・お店・お客さま」に対しての思いを自由に表現できるので、お店にとっては必要不可欠なツールです。ぜひ覚えてしまいましょう!