世の中でおこることはすべて「必要、必然、ベスト」
この言葉に出会ったのはもう25年以上前です。
おかげ様で心が軽くなりました。
今の自分があるのはこの言葉のおかげです。
言葉との出会い
父の影響でコンサルタントの「船井幸雄」さんの本を読むようになったのは20歳の終わり頃です。あれから船井先生の本は数十冊読んだと思いますが、ほとんどの著書に「必要、必然、ベスト」というフレーズは書かれていたと思います。
晩年は文字の見た目を気にされていたのか「必要、必然、最善」と変えていました。私は長年この言葉に親しんできたので、この記事ではあえて「ベスト」を使わせていただきます。
また、ご自身のお名前も「船井」から「舩井」に変えておられたので文字には思うところがあったのですね。
この言葉をご紹介する理由
なぜこの言葉をご紹介するのかといいますと、私自身が何度この言葉に救われたか分からないからです。
仕事でもプライベートでもつらいことがあると「すべて必要、必然、ベスト」が頭をよぎります。どんなに理不尽で納得できないことがあっても「すべて」といわれているので矛を収めなくてはなりません。
月日がたち思い返すと「当時はつらかったけど、いま思うとあれが勉強になった」「今があるのはあの出来事を乗り越えたから」・・・なんて事がたくさんあります。
ただの「必要」だけならまだしも「ベスト」と言われています。まさに「最善」ですね。ここが大きなポイントだと思います。
仕事で失敗したり、人間関係が上手くいかなかったり、とても必要な事とは思えないことも、自分にとっては「ベスト」だと受け入れる思考を働かせると『学び』になります。
自分の経験や思考が足りないから今回のような事態になったと、「怒り」「悲しみ」「虚しさ」などネガティブな思考を『学び』に変えることが成長につながります。
震災やコロナは?
過去の災害や今のコロナはどうなのか?
これも人類にとって「必要、必然、ベスト」なのか?
人の命が奪われているのでそう簡単に「はい、そうです」とは言えません。賛否両論あって当然です。
身内を亡くされた方を目の前にして言えるかと言われれば私には無理です。
ただ、ひとつ言えるのは震災やコロナは「自分の思考では変えられない」という点です。起きてしまったことは変えられなし、亡くなった命はよみがえりません。
ほんの少しでも気持ちを軽くするために「自分に言い聞かせる言葉」なのかもしれません。
傷を癒す時間の短縮
繰り返しになりますが過去は変えられません。同じ間違えをしない為の「学び」と考えて、起きたことを受け入れましょう。
起きたことによって受けた心の傷が大きければ大きいほど癒すまでに時間がかかります。その時間を短縮するためにも有効です。
船井幸雄先生に感謝!
世の中でおこることはすべて「必要、必然、ベスト」
私はこの言葉になんども救われました。
船井先生ありがとうございます。
あらためてご冥福をお祈り申し上げます。