構成比の出し方と活用方法｜まずは売上、利益、売場の構成比の確認です

こんにちはイズムです。

「商売をしていて最初に確認する数字は？」

こう質問されたらあなたはどう答えますか？

私ならこう答えます。

今回はこの3つの中から「構成比」について深掘りしていきます。目的は会社の利益を増やしてあなたのお給料を増やすことです。構成比の求め方と活用方法を覚えてしっかり稼ぎましょう！

構成比とは？

構成比とは自社の扱う商品やサービスが全体に対して占める割合です。酒屋を参考に例を作ってみました。

ここには利益額が入っておらず、どんな手を打っていいのか分からないので、次のステップで利益まで入れてみましょう。

まずは売上、利益、構成比

売上と利益が分かると利益率を算出することができます。さらに構成比が分かると、どのジャンルの商品が利益を稼いでいるかが分かります。

売上と利益は下記の分類で出せるとベストです。

構成比はこちらです。

構成比の活用方法

構成比の活用方法は「利益の最大化」です。これだけを聞くと色々とやる事はありそうですが、実際に現場で打つ手はそう多くなくおおむね次の2つです。まぁこのあと商品開発や販促などたくさんありますが・・・(^_^;)

先ほどの構成比表をもう一度ご覧ください。ビールの売上げが一番高くて全体の30％を占めています。一方利益を見ると15％しかなく売上げの時の半分しかありません。

ビールはよく売れる商品なだけにライバル店との価格競争になり利益が稼げません。

メリット=集客できる

デメリット=利益が少ない

では一番利益率が高いのはというと「ワイン」です。売上げはビールの3分の1しかありませんが、利益はビールより稼いでいます。同じように食品とウイスキーの利益率が高いのが確認できました。

そこで私なら次のような目標をシミュレーションをします。

・ビールの品揃えを減らして売場面積の縮小をします。ただし、残した売れ筋商品の価格は2％値下げして、お客さま満足度のバランスをとります。

・ビールの売り場面積を15％縮小した代わりに、ワイン10％、食品3％、ウイスキー2％の売場を増やします。

・さらに新しく増やす商品は基本的に利益率を高く設定します。安売り商品1割：利益商品9割が目安。

結果は売上げは同じでも利益は231,000円（11.5％）上がりました。年間にして2,772,000円です。しかも重量物のビールが30％減っているので、スタッフさんの負担はかなり減ったはずです。

机上の空論と言われればそれまでですが、このような目標を立ててそれに向けて努力をしなければなにも変わりません。むしろ人口が減っているいまは衰退してしまいます。

常に時流にあった商品やサービスを探して導入し続けるしかありません。例えばコロナ過の今だと自社の業種に合わせて「マスク」「除菌関連」「家中需要」の商品導入や、「スマホ決済」や「nanaco」「交通系決済」など新しい決済方法の導入などです。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

構成比は売上や利益と比較すると使用する頻度は少ないかもしれません。しかし、商売をする以上は必要不可欠な数字です。

しっかりと使いこなして会社に利益を残しましょう。それがあなたの収入に反映されるはずです。

あなたが社長さんであろうが一般の社員さんであろうが、私の目的はあなたの収入を増やすことです！

などなど課題は尽きないかもしれません。

私でよければ相談に乗るので気軽に問い合わせしてください。

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