こんにちはイズムです。
お酒って種類が多すぎて何がなんだか分からない、どのお酒をどうやって飲むのか正しいの?レストランとかバーで変な注文の仕方して恥をかきたくない・・・などと思ったことありませんか?すべてのお酒の知識や飲み方を覚えるのは不可能ですが、このブログでお伝えしているお酒の分類や基本的な飲み方を頭に入れておけば、いつどんなお酒が来ても動揺することなくスマートにやり過ごせます。
難しい部分や必要ないかな?という部分はそぎ落としてあるので、とっても簡単で分かりやすくなっていると思います。ほんの数分ですのでぜひ最後までお読みください(^^♪
まずお酒は次の2つに分類されます。
発酵方法による分類
別の記事で詳しく説明してあります。 https://izmjp.com/what-is-alcohol-fermentation/
・単発酵(ワイン)
・複発酵(ビール)
・並行複発酵(日本酒)
製造方法による分類
今回の記事で詳しくご説明します。
・醸造酒(日本酒、ビール、ワイン)
・蒸留酒(焼酎、ウイスキー、スピリッツ)
・混成酒(梅酒、リキュール)
この2つの分類を覚えておくと、どのようなお酒でも特徴や傾向が分かるので、簡単な説明もできるし飲み方も分かってきます。とっても簡単なのでぜひマスターしちゃいましょう!「発酵方法による分類」は別の記事で詳しく説明してあるので、そちらをご覧ください。お酒とは?「単発酵」「複発酵」「並行複発酵」の違い
醸造酒とは?
お酒の造り方は簡単に説明すると「糖分を含んだ液体」に「酵母菌」を加えて発酵をさせます。発酵とは酵母菌が糖分を「アルコール」と「炭酸ガス」に分解することで、そのアルコールがお酒になります。比較的アルコール度数が低いです。
この時にできたお酒が「醸造酒」となります。そして、これから説明する「蒸留酒」と「混成酒」はこの「醸造酒」を元に作られます。
主な醸造酒
・日本酒
・ビール
・ワイン
蒸留酒とは?
アルコールが沸騰する温度(沸点)は何度かご存じですか?なんと水の100℃より低い78.3℃です。という事で醸造酒を火にかけて80℃ぐらいにするとアルコールだけが蒸発するので、それを集めて冷却すればアルコール度数の高いお酒を作ることができます。これが「蒸留酒」です。
主な蒸留酒
・ウイスキー
・ブランデー
・焼酎(麦、芋、米、泡盛など)
・スピリッツ(ジン、ウォッカ、テキーラなど)
お気づきたと思いますが、最初に作る醸造酒(日本酒やビールなど)を蒸留すると蒸留酒になります。
日本酒(米)→米焼酎
ビール(麦)→ウイスキー
ワイン(ぶどう)→ブランデー
国や土地の風土によって採れる原料が違うので、おのずと産地の特色がでて国を挙げて外貨を稼ぐ特産になったり、町おこしや村おこしに活用されたりもします。
寒い国の代表と言えるロシアでは作物が作りにくく、芋ぐらいしか作れないので芋で作ったのが「ウォッカ」です。日本においても暑い九州ではお米が作りにくいので焼酎生産が盛んになったり、米どころと言われる新潟県は昔から銘酒(日本酒)が多いのです。
アメリカはコーンがよく採れるのでコーンでウイスキーを造ったりもしています。ちなみにウイスキーやブランデーが琥珀色(茶色)なのは、樽で熟成させることによって付く「樽の色」です。全ての蒸留酒は最初「無色透明」なのです。樽に入れて長い年月を経ることによって、少しずつ色が付き味わいの角が取れてまろやかになっていきます。
混成酒とは?
漢字を見るとおおよそ分かると思いますが、色々と混ぜたお酒の事です。日本では「梅酒」が一番有名で人気です。世界的には「リキュール」と分類されています。
梅酒の作り方はご存じですか?とても簡単でホワイトリカー(焼酎)に梅と氷砂糖を漬け込むだけです。基本的には蒸留酒に果物、ナッツ、香草、薬草・・・などを漬け込んだお酒が混成酒(リキュール)です。
主な混成酒
・果実系→梅酒、コアントロー(オレンジ)
・ナッツ、種子系→カルーア(コーヒー)、アマレット
・香草、薬草系→シャルトリューズ、カンパリ
それぞれの基本的な飲み方
醸造酒、蒸留酒、混成酒それぞれ飲み方は自由ですが、お酒の特色があるので基本はおさえておきましょう。
醸造酒の飲み方
冷やしたり温めたりして飲みます。比較的アルコール度数が低いのが特徴なので、水や炭酸などで割る必要がなくそのまま飲めます。
アルコール5%~18%くらいと思っておいて良いです。近年日本ではジュースのようなチューハイで2%くらいものもあるので間違って飲まないように気を付けましょう。
蒸留酒の飲み方
蒸留酒の中でもウイスキーは飲み方が様々です。
ロック→常温のままストレートで飲む
水割り→お好みで氷と水で薄めて飲む
ハイボール→お好みで氷と炭酸で薄めて飲む
ブランデーはほとんどの場合、常温のままストレートでゆっくり飲みます。大ぶりのワイングラスのようなグラスで手の体温で温めながら香りを楽しみながら飲むのがオールドスタイル?です(笑)
スピリッツは基本的にカクテルのベースに使うことが多いですが、海外ではそのままストレートで飲むというスタイルもあります。又、冷凍庫に入れても凍ることはなく、若干とろみが出てくるので、それをストレートで飲む方法もあります。
混成酒の飲み方
混成酒(リキュール)は基本的にカクテルの味付けに使われることが多いです。スピリッツ(ジンやウォッカなど)はベースに使われ、そこへリキュールで色や味を付けていきます。ケーキやお菓子作りにも良く使われます。
又、お酒の分類の中で一番多様化されており種類が多い分飲み方も様々で、それこそ一口では説明できません。リキュール単体で飲むことは少ないのですが、水や炭酸、牛乳で割ればそれだけでオリジナルカクテルです。気になるフレーバーがあったらぜひチャレンジしてみてください。
カクテルを提供しているお店(居酒屋さんとかでは難しいですよ・・・)で好きな果物のリキュールを伝えればオリジナルカクテルを作ってくれる場合もあります。