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ワインは飲み切った方がいいの?
ワイン1度開けたら飲みきらなくてはならない・・・そう思っている方は多いと思います。特にワインを飲み始めたばかりの初心者の方には多いのではないでしょうか?
答えは次のとおりです
・早く飲んだ方がいいワインもある
・2日目、3日目の方が美味しいワインもある
・1週間以上経っても美味しいワインもある
答えになっているような、なっていないような感じですが、結論としてはワインのタイプによって開けてからの変化が違うということです。
早く飲ん方がいいワイン
・白ワイン
・スパークリングワイン
・軽めの赤ワイン
白ワイン
白ワインはタンニンが(赤ワインに多く含まれる渋味成分)が少なく酸化しやすいので、抜栓して空気に触れた瞬間から酸化が進んでいきます。
酸味が好きな方には逆に美味しく感じるかもしれませんが、一般的には劣化とみられます。
1日で飲みきれない場合は、少しずつ酸味が強くなることを念頭に冷蔵庫で保管して2~3日で飲みきってしまいましょう。
スパークリングワイン
スパークリングワイン最大の魅力は泡です。一度開けてしまうと炭酸は抜けていく一方なので、翌日には炭酸は弱くなり酸化が進むので本来の味ではなくなっています。
さらにスパークリングワイン用のコルク栓は一度開けたら戻らないので、専用の栓を購入しておかないと栓すらできません。できるだけ飲みきってしまうのが無難です。
もし翌日以降も楽しみたい場合は、ボトルの空気を抜くバキュバンと専用の栓を用意しておきましょう。
軽めの赤ワイン
白ワイン、スパークリングワインと比較するとタンニンが入っている分日持ちするのですが、美味しくなるという点では期待はできません。
白ワインと同様に冷蔵庫で保管して2~3日で飲み切りましょう。
2日目、3日目の方が美味しいワインもある
赤ワイン全般に言えることですが、基本的に渋みの強いワインの方が長持ちしやすく開栓後の熟成に適しています。
開栓後の熟成は次の3つ判断できます。
・ぶどう品種
・価格
・年代
ぶどう品種
↓開栓後の熟成が期待できる品種
・カベルネソーヴィニヨン
・シラー
・メルロー
・マルベック
・ピノノワール
価格
価格が高い方が開栓後も長く熟成すると覚えておいていいです。
1,000円がひとつのラインになりますが、カベルネソーヴィニヨンのように1,000円未満でも渋みの強いしっかりしたワインもあるので開栓後の熟成も充分に期待できます。
年代
古酒は飲み頃のピークを迎えていることが多く、開栓後の変化も速いので、なるべく早く飲み切った方が無難です。
逆に若いワインは開栓後の変化がゆっくりなので、長く持つ傾向があります。
1週間以上経っても美味しいワインもある
開栓して香りも味わいもパワフルなワインは1週間経っても全然大丈夫なことが多いです。むしろ全体的にバランスがとれてこなれた感が出てきます。
開栓時には無かった香りや味わいも出てきて明らかに美味しくなることもあるので、ぜひワインの楽しみ方のひとつに加えて頂きたいです。
同じワインでも違う
ワインは同じ時期、同じ葡萄、同じ製造方法でも開けてみると味わいが違う・・・なんてこともあります。
瓶内での熟成や開栓後の熟成もそれぞれ変化の進み方も変わるので、「このワインは絶対熟成に適してる」「熟成に適していない」とは言い切れません。
まとめ
ワインは「開けてみないと分からない」というミステリアスでワクワクする大人の飲み物です。
格式が高そう、マナーが難しそう、など思われがちですが、気軽に美味しく飲むのが一番です。難しく考えず自分なりの飲み方を見つけながらワインライフを楽しみましょう!