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利益率を上げる4つの方法+1つの結論|実践してお給料をあげましょう!

 

そもそも利益率ってなに?

売上げはあるんだけど儲かってない・・・

お給料が上がらない・・・

 

イズム

こんなことで悩んでいませんか?

利益はあなたのお給料の源泉です。これを上げてお給料をアップさせましょう!

 

 

 

 

会計で使う利益は5つ、現場では2つで充分

会計で使う利益は「売上総利益」「営業利益」「経常利益」「税引前純利益」「純利益」の5つもあり、さらにそれぞれ「額」と「率」があります。立場によって見る数字が違うので、まずはそこを整理しましょう。

 

↓以前5つの利益について書いた記事があるので、こちらもご覧ください。

利益とは?正しく知って使い分けよう!実際に使うのは2つだけ

 

今回はその5つの利益の中から売上総利益(粗利)と営業利益の『利益率』に焦点を合わせて解説します。現場スタッフさん、店長、バイヤー・・・もちろん経営者には必ず必要な数字です。

 

目標は利益率を上げて会社の儲けを増やして、あなたのお給料をアップすることです。一緒に頑張りましょう!

 

 

自己紹介

私は21歳で実家の酒屋に就職したのですが、ずーっとお給料が安かったです(^_^;)店長になって「売上」以外の数字を見るようになったのですが・・・正直ガクゼンとしました。

 

今から20年以上も前ですが、お店はとにかく忙しい、まいにち朝から晩まで駆けずり回っていたので、「今は給料が安くてもいずれは!」と期待していたのですが・・・数字を見て「こりゃ無理だ」と直感しました。

 

その日から少しずつ事務所にいる時間を増やして、数字の仕組みを勉強しました。といっても当時はまだインターネットなど普及しておらず、試算表をひたすら解読(笑)したのです。

 

そこで気付いたのが『そもそもの粗利が足りない』です。そこからです私の改革が始まったのは!結果は毎年「利益率」を上げながら売上46倍の14億円達成です。

 

 

現場で使う利益は2つだけ

ほとんどの場合、現場で一番つかう利益は「売上総利益(荒利)」で、次が「営業利益」です。この2つを抑えておけば会社の利益率は変えられます。あと3つの利益はあなたが役員や経営者になってからでも遅くはありません。※この記事ではこれ以降、売上総利益は「荒利」と書きます。

 

◆売上総利益(荒利)

売上-原価=荒利

100円(売上)-70円(原価)=30円(荒利)

 

 

◆営業利益

荒利-経費=営業利益

30円(荒利)-20円(経費)=10円(営業利益)

 

 

利益率とは?

利益には「額」と「率」があり、どちらも重要です。

先ほど例にあげた数字で見ると下記のようになります。

  •  荒利金額=30円 粗利率=30%
  •  営業利益金額=10円 営業利益率=10%

これはあくまでも私の考え方で実際におこなっていた手法なのですが、最終的には「利益額」を上げなければ会社に利益を残すことはできません。そのためには「利益率」を上げる必要があるので、私は「額」の前に「率」を上げる努力をしました。

 

 

利益率を上げる方法

粗利益率と営業利益率の上げ方は別なのでそれぞれに解説します。

 

荒利益率を上げる方法はたった2つです。+結論は差別化商品

・売価を上げる

・原価を下げる

 

この2つなので逆にいうと簡単ですね?しかも原価を下げるには数を売らなければ下がりませんので、基本的は売価を上げる(値上げ)の一択しかありません。

 

そうです利益率を上げるには値上げをするのが手っ取り早いです。・・・そんな乱暴な!と思ったかも知れませんが、これが現実です。もちろん扱っている商品を一律〇%値上げということはできません。

 

多少の売上げダウンは覚悟の上で、私はガンガン値上げしていきました。ただし、既存の商品で売れ筋を値上げすると目立ってしまうので、新しく導入する商品の売価設定を上げるところからスタートしました。

 

それから既存の商品でも他店にない差別化商品の価格を徐々に上げていったという流れです。

 

利益率を上げる方法の結論は価格競争になりにくい「差別化商品を増やす」ことです。

 

 

営業利益率を上げる方法も2つだけ

・荒利を上げる

・経費を下げる

 

荒利を上げるというのは先ほど説明したことなので、つながっていると考えてください。という事は出来る事は「経費を下げる」という一択になります。ただし、この経費が厄介で項目が無限にあるんじゃないか?というほど多岐に渡っています。

 

ただし朗報です。現場で上げ下げのコントロールができる経費はほぼありません。一番影響の大きいのは人件費ですが正社員が多い職場ではシフトの調整ぐらいでは全く変わりません。

 

あと水道光熱費などの電気、水道、ガスは通常ですと節約しようにも限度がありますし、金額的にはほぼ大勢に影響はありません。

 

全体的に無駄遣いがあるようならもちろん節約すべきですが、やり過ぎるとお客さまや従業員から不満が出るので気を付けましょう。

 

ここでも1つの結論に至ります・・・差別化商品をたくさん売って「荒利を上げる」です。

 

 

ただしこれにはコストと時間がかかります。経営者の理解と覚悟がないと大きく変えるのは難しいでしょう。なぜなら差別化商品の構成比を上げるという事は、これまでの既存客から客層を変える必要があるからです。

 

これは極端な話、新しい商売を始めると言っても言い過ぎではありません。既存のお客さまがいるという事は大きなメリットであることは間違いありませんが、時代の流れとともに商品やお客さまを変えていく必要があるのです。

 

 

あなたのお給料を上げる方法

私がここまで利益にこだわるのは、会社の収益はこの利益からしか生まれないからです。そしてこの利益を稼がない事にはあなたの収益も上がらないからです。

 

会社に対して堂々と給料アップの交渉をするには、あなたが「利益を稼ぐ人」にならなければなりません。会社は「利益を稼ぐ人」は絶対に手放したくありません。

 

稼ぎもせずに会社や上司の不満を言ったり、給料が安いと言っても逆効果にしかならないのは明白ですね?そうならないように、まずは稼ぐ力を身につけましょう。

 

もし、稼ぐことに対して会社や上司が反対するなら、転職も視野に入れるべきです。※ただし会社の方針や、経営陣にしか分からない理由があるかも知れないので、慎重に行動してください。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょう?

利益を上げる選択肢というのは、以前はもっとたくさんあったように思います。消費世代の人口が多くて物が動いていた時代は数が売れるので、薄利多売も戦略のうちに入りましたが、今はもうとっくにその時代は終わっています。

 

大手一強の流れがこれからも進み、中小企業は今後も苦戦を強いられると思います。そんな中でも知恵を絞って差別化商品(サービス)を提供し続けるためには「人材教育」は欠かせません。

 

自分みがきや部下の育成をおこたった時点で、会社やお店の魅力が下がっていきます。大変でもここの時間やコストの確保は意識してとるようにしてくださいね!

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