こんにちはイズムです。
コロナで始まってコロナで終わった2020年・・・
2021年はさらに悪化した状態でスタートを切ることになってしまいました。
酒屋としてできることはないか?
コロナの影響はいたる所に表れて、私の本業である酒類業界もご多分に漏れず甚大な影響を受けております。特に酒造メーカーである日本酒の酒蔵が大変な状況です。
自分は酒屋としてなにかできないのか?
年末年始はそればかり考えていました。
酒屋はまだいい方なのです。
商品が売れたら注文すれば入荷します。
仮にその商品がなければ違う商品を注文すれば入荷します。
でも酒蔵はそういう訳にはいきません。
これまでの販売実績を元にお米の手配をし、数年単位で計画的に製造して販売しなくてはならないのです。
我々小売店のように他から仕入れて売る訳にもいきませんし、お酒が足りないからお米を買ってきて作るという訳にもいきません。
ましてや今回のようにコロナの影響でいつも買ってくれている飲食店やホテル、旅館、観光施設さんも仕入れができる状況ではないので、とうぜん売上げは上がりません。
行き場をなくしたお酒が蔵には静かに眠っています。
行き場を失ったお酒を全部まとめて1つにしよう
いま自分にできる事・・・
酒屋ですから当然お酒を販売することです。
でも当店だけではたかが知れています・・・
そこで思いついたのがクラウドファンディングです。
そして販売するお酒は困っている酒蔵さんのお酒を全部集めて1つのお酒にしようと考えています。
酒蔵さんによってどのような事情でどのようなお酒があるか分かりません。私が想像するに、この方法が酒蔵さんにとって一番助かるのではないかと思います。
医療従事者の方への支援
そしてもうひとつコロナの影響で困難に陥っているのは医療従事者の方々です。新型コロナウイルス感染症に対応する看護職など医療従事者は、自身が感染するかもしれない恐怖の中、患者さんの治療に従事してくれています。
このニュースがずっと頭から離れません。
いま自分にできる事・・・
そうだ!今回のクラウドファンディングの売上げを寄付することによって支援ができる。
お酒のラベルも地元のデザイナーさんに発注すれば仕事が減ってしまったデザイナーさんも支援ができる。
この事業で少しでも酒蔵さん、米農家さん、デザイナーさん、そして医療従事者の方々のお役に立つことができれば、やる意義はあるとわたしは思いました。
正直に言います。
完成したお酒の味は保証できません。
でもそれでもいいと思いませんか?
酒屋がなに言ってやがる!と思うかもしれませんが、この事業で少しでも蔵元さんや農家さん、デザイナーさん、そして医療従事者の方々のお役に立つことができると思えば、お酒の味わいも一入(ひとしお)です。
できるだけ多くの酒蔵さんに参加していただき、未来への希望に繋がればと願っております。
クラウドファンディングの利益は広報に使います
最後にビジネス的な話をさせて頂きます。
今回の事業はほぼボランティアです。おそらく販売形態は8割がクラウドファンディングで残りの2割が当店や賛同いただける酒販店の店頭やネット販売になると思います。
クラウドファンディングの利益はすべて広報活動に使う予定です。できてば有名なユーチューバーの方への出演料に使えると拡散力もあって支援できる金額もさらに増えるのではないかと思います。
もちろん店頭販売する売上げからも医療従事者の方々へ寄付をさせていただきます。
まだ構想の段階なので具体的にはまだなにも決まっていませんが、本日(1/4)から本格的にこのプロジェクトを始動させます!
どこまでできるか分かりませんが、とにかくやれるところまでやってみます。
まとめ
いつもと違った感じのブログになりましたがいかがでしたでしょうか?今回のチャレンジはこれまでとは違う恐怖があります。
・ウチの酒を他の酒と混ぜるな!
・売名行為だろ?
・ただの偽善者だろ?
・結局お金儲けでしょ?
このような声があがってきたらどうしよう・・・
なんて頭をよぎりますが、そんなこと考えていたらなにも出来ませんからね、言われたら言われたときに考えるとしましょう!
せっかくの年始です。
あなたもなにか新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょう?(なんか上から目線ですみません)